暗い話かもしれませんが。
のっけから重い話題かもしれませんがバンクーバーには大きな社会問題があります。ずばり、ホームレス人口の多さ。
ほとんどの人がドラッグ中毒や精神病なので、路上生活を好んでする方も多いようです。政府がシェルターを作ったとしても、彼らは住み付かない。
様々な理由があってみなさん路上生活をしているのですが、政府は無計画に彼らのテントを取り払ったりするのみで画期的な手段はないようです。
今日はバスを待っていたらおそらくホームレスであろう人に話しかけられました。
なんとなく孤独で人と話がしたいだけな感じがわかったのでその人の話を聞きました。
寒いのと暑いのはどっちが好きかという質問から始まり、どうやら寝泊まりしているシェルターには暖房がないようで冬は大変だという話でした。
いでたちはヒッピー風の初老の白髪の男性でしたが、洋服のそこここに血がついていて、顔にも血が流れた跡があり、どうしたんだろうと思いながらも普通に話をしていましたが、なぜ私なんかに話しかけてきたのか、不思議に思いながら話を終え、バスに乗り込みました。
今私はこうやって暖かい家に住み毎日仕事をして生活をしていますが、そういう私たちだっていつホームレスになるかなんて誰にもわからないのです。そういうリスクって多分誰にでもある。
バンクーバーの人たちはホームレスの人たちに割と親切というか、よほど悪質な人でなければ、きちんと一人の人として対応している人が多い気がします。そういう所がバンクーバーの良いところでもあります。
でも、やっぱりおとなしいホームレスの人ばかりではないので人道的な対策をして欲しいものです。
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