新型コロナウイルス感染症の影響が続く今だからこそ伝えたい「食・食育」

現在も新型コロナウイルス感染症が収束を見ない状況の中、全国のみなさんにとって、今まで以上に食と向き合い、食の大切さを感じる機会が多い毎日となっているのではと感じています。この機会に「食育」を強く意識して活動しておりますChefooDoとして、料理に深く携わりその知識と技術を蓄えた料理のプロからの熱いメッセージをお届けいたします。是非、皆様も食について考えていただける時間になれば嬉しいです。

ChefooDo会長　リストランテアルポルト オーナーシェフ 片岡護　インタビュー

新型コロナウイルス感染症の影響が続く今だからこそ伝えたい「食・食育」

食べるという事は毎日の事です。食べなければ死んでしまうわけですから、コロナに感染しないためにも免疫力をつけなくてはいけません。
そういった面でも食育というのはとても大切であり、特に子どもたちには、栄養のバランスが良いものを食べ続けてもらい、元気でいてほしいと思います。コロナがあってもなくても、僕達の食は続くものです。コロナだからといって、手を抜かずに、「より美味しい物、より健康にいい物を」という考え方になってほしいと思います。

現況が収束した後の生活で意識したい「食・食育」について

収束した後に、私たちは原点に戻り、リセットしてスタートする気持ちで継続をしていくことだと思います。「食とは何だろう」と、自分がお店をオープンした時の気持ちに戻って一から立て直そうと「自分たちの食生活」、「自分たちの作り出すもの」など今までのやってきた事をもう一度洗いなおして新しい出発点にしようという、前進思考で考えていくということです。
モチベーションを持続していくという事では、学校の先生や給食に関わる方たちもコロナ禍の中、とても大変な事だと思います。しかし、子供たちの活発な「おいしい！」という顔を見ることができれば、僕はその努力も吹っ飛ぶような気がします。その気持ちをモチベーションに頑張っていただきたいです。

「SDGsゴール達成への取り組み」として、未来に残していきたい食について

生産者にとってはなかなか発信していく方法が分からない方や、実際の商品の評価について悩まれている所があると思います。そういう悩みに対して、ChefooDoとして「食べるJAPAN」という活動は、生産者や販売する方にとってのモチベーションを高め、維持していくことにも繋がり、そこに関わる方々の応援団として「食べるJAPAN」の活動はすごく意味があると思います。
審査会で表彰されないとしても、審査会のなかで色々な評価を通して、その商品をどのように自分たちが開発して作っていくかという事に繋がっていくと思います。今年度もこういった活動を積極的に取り組んでいきたいと思います。

ChefooDo名誉顧問　服部栄養専門学校 理事長・校長　服部幸應　インタビュー

新型コロナウイルス感染症の影響が続く今だからこそ伝えたい「食・食育」

世界中の人々が、新型コロナウイルスによる未曽有の体験をし、自粛生活を強いられました。飲食店は、営業自粛で売り上げを失い、再び感染者が増えるなか客足も戻らず、危機的状況が続いております。
調理専門学校では、初めて実施したオンデマンド授業で、実習を始めたばかりの新入生が魚を効率よくおろすのに驚き、わけを聞くと動画を見て繰り返し練習しており、コロナ禍のステイホームで料理に向き合う人が増え、「自分のペースでじっくり調理法を学べる」点から学生からの評価も高く、今も継続しています。

「SDGsゴール達成への取り組み」として、未来に残していきたい食について

日本の食品ロスの量は年間六三一万トンです。一人あたりの食品ロス量は年間五一キロにもなります。物を余らせる、捨てるということに対する認識を持って、もったいないという意識を持って欲しいです。日本が意識して行動できる国になって欲しいと願っています。

まだまだ新型コロナウイルス感染症の収束が見えない状況ではありますが、「食育」を活動の軸としているChefooDoとして、今後、新たな形の「食育」も模索しながら活動を続けて参ります。

お問い合わせ：info@chefoodo.jp
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