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ポートランドの…

5月26日から続いていたミネアポリス反人種差別デモは平和的に鎮静されつつあった7月下旬、連邦政府介入により再び激化した。週末のダウンタウンの夜は血だらけの人でいっぱいだ。日を追うごとに雪達磨式に戦う意味が増えている気がしている。またこの裏で関係の無い建物を破壊し、泥棒が蔓延り周辺の経済は破綻、または破綻寸前である。ホームレスに食事支援をしている教会付近にテントを張って生活している若いホームレス達はデモに参加するのに武装しはじめる。アメリカと言う大きな国の大きな闇がこの大きな渦で解決されるのであればこれは必要で起きているのだろう。しかし街が失った物は多い、ポートランドはどうやって再び立ち上がるのだろう。

去年までこの街の夏は住人達は他州や海外にバカンスに行き、代わって観光客でいっぱいだった。夏のイベントはひっきりなしで毎日何処かで何かある。秋冬春と雨が続くポートランドの夏はなんと一滴の雨も降らずカラっとしていて気温は夏の軽井沢と言った所だろう。お店のお客様も毎年夏にしか会えない各国の旅人達で賑わっていた。ただですらコロナ禍で大打撃を受けているこの街に暴動が追い打ちをかけている。2020年の世界史にコロナ禍に加え、ミネアポリス反人種差別デモと連邦警察と衝突などどのように書かれ、いつ終わったと記されるのだろう。そしてそこから黒人を守る為の法律が改正され、世間の目も変わり真の平等が確立され人種差別の長い歴史に幕が下ろされたと書かれるのであればこの痛みは相当痛いけどあるべき痛みなのだろう。

とにかく、前向きに生きよう!


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