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アメリカ自然食レストラン「PPP」チャレンジ8週間記録 -3-凹んだ😢

「経過を静観する」

スタッフ全員に解雇を伝える時、結果的にレストランの最終営業日になってしまった土曜日のお客様(庭師篠ちゃん)が「リーマンショックを支えたのは失業保険だった」って言葉が後押しした。こういう時、私に一切の感情はない。感情を持つとホルモンが騒いで決断力がぼやける気がして意識して感情を持たないようにしている。週明けに誰も居ない広~いお店に足を入れるとまだ先週の残り気配があって普段通りの顔をしていた。まず汚れが気になっていた箇所の掃除を「無」になってしばし没頭。気付いて時計を見上げたらケータリングへ出発する時間、本当だったらね。あのスーパー緊張感がないのもいいもんだな~なんて呑気に思ったり。兎に角掃除の日々。まぁまぁぼちぼち綺麗になりつつある日、来たら通りに面したお店の窓が割られていた。流石に凹んだ。近くでガラス専用グルーとテープを買って一人でぶつぶつ言いながら応急処置。叩く位では微動だしない結構いい出来具合に少し気分が上がったが不安で厨房の電気を付けて帰った。防犯カメラはあるが全面窓ガラスを映すものではないので後は神頼み。凹んだままでいる自分が嫌でお店を怒ってみた、「自分で自分を守れ」と。

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「こんな時に何もしないのは勿体ない」

何しよう。失った物、残っている物の整理。店内、厨房を歩く、上を向く、下を横を、歩く歩く歩く...。「経験」「夢」私は何一つ失っていない。家族も友達もスタッフも生きている。世界もある。寝る家も、お店もある。なんだあるじゃないか。ただコロナと言うゾンビがこの世界に下りて来ただけ。これは異次元の世界で新しい自分の世界。さぁ何しよう。

つづく



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