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シェフの7日間日記4日目 まかないが旨い料理人が本物である。
ボナセーラ シェフですよ。きょうはまかないの話。やっと料理の話です。
シェフのまかないデビューは、とある大手が母体のイタリアンレストラン。その日は5〜6人分のまかないを作ることになりました。
使わなければいけない食材は、仔羊の端っこです。一応、赤身。
て、いやいや。羊? いま思い出してもハードル高過ぎるよね…もしかして嫌われてたのかな。
当時も悩みに悩んだものの、何も閃かず。引き出しないんだもんしょうがないですよね。結局、「必殺ひつじ炒飯」に挑戦しました。
炒飯。しかも大量。無謀です。火加減もさることながら、味が決まらないこと甚だしく、出来上がったものはひつじ味のベチャベチャしたご飯のようなもの。。。
なんだか悪夢すぎてあまりみんなの様子を覚えてないのですが、残したひとはいなかったと思います。それもまた苦しいぃぃぃ!!!
いやぁ。散々なデビューでした。でもまかないを上手に作ることは、とっても大事な修業になります。決められた時間と食材で大人数分の料理をおいしくつくること。かなりの大仕事です。
これね、ご家庭で日々の食事を用意するひともまったく同じことをしてるんです。ね。だからシェフはいつもすごいよなぁ!って尊敬しているのです。大部分は女性、お母さん方ですよね。みんなもっと感謝するべきだよ!ほんとに。
メニューはおいしいのに、まかないがそれほどおいしくないシェフもいます。驚愕です。けど、います。複雑な気持ちになりますが、そういうものです不思議です。
まかないは、未だにあまり上手につくれないなと思います。そんな中、わりとよくできたかな、というのがこちら。
牛丼。紅生姜にだいぶ救われています。
そして最近のワーストまかないがこちら。
よっぽど疲れてたのかな…。シャウエッセンとブロッコリー。どちらも好物ですけど。
というわけできょうはこの辺で。またあした。