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ユーザーの心を掴むwebサイトとは

今の世の中、webサイトを作ることはそれほど難しいものではありません。
なぜならワードプレスのように、最初から素晴らしいテンプレートがいくつも用意されていたり、wixのように積み木を組み立てるようにwebページを組み立てるブロックエディタと呼ばれる便利な機能が誰でも無料で利用できるからです。

しかし簡単とはいえ、実際にwebサイトを作らなければならない場合
とにかく「作る事」が優先されてしまい、肝心の中身については
制作会社に提案してもらっていると答える方が大半です。
また自分でwebページを作成した方に多くみられる手順としては
いずれかの方法が当てはまりそうです。

・テンプレートに沿って必要なものを入れた
・他の企業の真似をして作った

もちろんこれらの作り方が間違っていると言いたい訳ではありません。
webページを作るだけでもとても素晴らしい事ですし、長期的な資産となることは間違いありません。
しかし相手の行動を促すほどの魅力がない限り、ユーザーの心を動かすことは難しいでしょう。

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では魅力的なwebページとは何なのか、これだけ押さえておけば格段に
良くなる4つをご紹介したいと思います❗️

①誰に
②どの商品(情報)を
③どの様に伝えて(オファー)
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④どう行動してもらうか(訴求)

①誰に
②どの商品(情報)を

まずはどのようなユーザーが利用しているか考えていきましょう。
ターゲットを絞ることで、具体的なアプローチが考えられます。
1つ例を挙げてみるので少しだけ考えてみてください。もしあなたがマンションを売る立場だったとき、どのようなユーザーをターゲットにするでしょうか?

この答えに関しては多くの意見が聞こえてきそうです。
なぜならマンションを持つ動機としては、転勤、独立、結婚、子供の成長、リタイア、土地の値段や住居費削減の為など、対象は様々だからです。

しかし、このような特徴があればどうでしょうか。
・病院の側
・見守りサービスあり
・学校の近く

この条件であれば、シニア世代の方や一人暮らしの学生がターゲットになりそうですよね。

また大きな特徴がない場合は、それぞれの世代に合わせた悩みに対してアプローチするといいでしょう。
各世代の悩みはHARMの4文字に集約され、分類できると考えています。

HARMは以下の頭文字から取ってきたものです。
H→Health A→Ambition R→Relation M→Money

HはHealth「健康の悩み」です
10代:肌荒れ、ダイエット、身長など外見にまつわるものが中心です。
20代:仕事のストレス、肩こり、腰痛といったトラブルも増えてきます。
30代:女性なら出産、男性なら薄毛、肥満、体力の衰え
40代:内科系への病気への心配、がん保険
50、60代:普段からの健康や、塩分・糖質制限にも敏感になります
70、80代:なると「終活」や「死」を間近に捉えるようになります。

AはAmbition「将来の夢」です。
10代:部活で結果を残したい・勉強で成績を残したい・思い出を作りたい
20代:いい会社に就職したい・今よりいい会社に転職したい
・素敵な異性と恋をしたい
30代:給料を上げたい・副業で稼ぎたい・家庭を作りたい
40代:家庭を守りたい・出世したい
50代.60代:投資で貯金を増やしたい・子供も大きくなり、第二の人生へ

RはRelation「人間関係」です。
10代:友達・恋人
20代:恋人
30代:結婚
40代:子供の進路
50代:夫婦関係
60代:定年後の暮らし

MはMoney「お金」です。
10代:小遣い・バイト
20代:自己投資
30代:マイホーム
40代:教育費
50代:老後
60代:年金

③どの様に伝えて(オファー)

このような「悩み」をフックにすることで、各世代へどのような
アプローチをするべきか、なんとなく見えてきますよね。
これを先ほどのマンションを例に例えてみると

例1)
●●オープン!最新の新築分譲マンション見学会

例2)
引越し無料キャンペーン実施中!自然あふれる田舎暮らし特集

前者は全年齢層へアプローチしているのに対して、後者は第二の人生を考えた50.60代、または田舎暮らしに憧れている30代のファミリー層などに刺さるかなと思います。

私のライティング力はさておき、このように読み手の悩みに対して解決策を提示してあげる方法は、万人受けの文章より何倍も興味を惹きつける力があります。ですので、どのような商品を売るにしても、まずはターゲットを意識した文章を心がけていきましょう。

次に、このようなセールスライティングとセットでオファーを提示していきます。オファーとは「取引条件」の事で、なんとなくご存知の方も多いのではないかと思いますが、内容は商品によって様々な手段があります。

また、弱いライティングは強いオファーでカバーできますが、弱いオファーはどれだけ素晴らしいライティングでもカバーできません。それくらいオファーの中身は重要です。

どんなオファーをつけたらいいかわからない方は、私が実際に成果が出やすいと感じたものを書いてみましたので参考にしてみて下さい。

・代金返済保証
→返品できる安心感から、購入ハードルをグッと下げることができる

・無料トライアル
→「失敗したくない」心理の逆手に取って、利用を促進する

・数量限定・期間限定
→数や期間を定めることで「今」がベストタイミングである事を伝える

・トレーディングディスカウント
→条件に当てはまる方限定の割引。特別感やお得感から購入を促進する


USPについて

これらは専門的な言葉でUSPと呼ばれています。
言い換えれば、あなたの事業や扱っている商品や情報の「独自の強み」に当たる部分で、購入決定に大きく左右されるものです。
※USP=Unique Selling Proposition

先ほどの他に、以下のように業界で満たされていないニーズから
見つけることもできます。

①広い選択肢
②大幅なディスカウント
③的確なアドバイスや補助
④利便性(豊富な在庫・配達の早さなど)
⑤最高級の製品
⑥迅速なサービス
⑦特別な各種サービス
⑧長期的な補償・広範囲に渡る補償
⑨業界では当たり前だが、ユーザーには認知されていない知識の提供
⑩その他同業他社には提供できない特別な点・価値のある特典

少しイメージが湧いてきたでしょうか。
例えば同じ商品でも、このようなUSPがあると無いとでは
印象は全く変わりますよね

一つ注意点を挙げるなら、ユーザーも様々な情報を知っていますので
同業他社と同じようなものではあまり効果は見込めません。

あなたのUSPという「約束」が行動を促す大きな理由となるので、初めての購入時はもちろん、時間が経ってまた同じ種類の商品を購入が必要になったとき、真っ先にあなたの商品が思い浮かぶはずです。

④どう行動してもらうか

とても重要なことですが、必ず訴求してあげましょう。訴求とは「ここで買ってね」とはっきりと伝えることです。それ以外は訴求ではありません。

これまで見てくれたユーザーはもうあなたの取り扱っている商品(情報)に興味津々です。

しかし実はこの「訴求」が足りないwebページはびっくりする程多いです。
巷では「訴求しない謙虚さ」などありますが、そんなこと言っている場合ではありません。
正直そのようなデータがある訳ではありませんが、対面・ネットの両面において、訴求した方が得になるケースが多いと感じております。

訴求するポイントとしては記事の内容によりますが、段落ごとに「購入ページ」や「お問い合わせ」ページを設置するといいと思います。
より細かく調べるなら「ヒートマップツール」を使って、ユーザーアクションの集中しているポイントや離脱しやすいポイントを押さえた上で分析する方法もあります。(今回は割愛いたします)
またはスクロールしても画面端のボタンが付いてくる方法もあります

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は「ユーザーの心を掴む」ことを題材に書かせてもらいました。
あなたのwebサイトが他と同じようなものではなく、ユーザーの目を惹きつける魅力的なものになるための参考にしてもらえたら嬉しいです。


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