食虫植物ハエトリソウ
去年、秋ごろに枯らしてしまったハエトリソウを、懲りずにまた育てています。一度は枯らしたハエトリソウをふたたび枯らすようなことがあれば気の毒だと思いましたが、やはりその奇妙な姿とグロテスクさには惹かれるものがあって、店頭で見かけると、つい手に取ってしまったのでした。
個人的には、捕虫葉の内側の赤色はどうしても血を連想させて、そこからさらに血の生暖かさと漠然と肉感的イメージの連想へとつながります。その連想はほとんど無意識で行われるものとはいえ、ハエトリソウの特徴もあわせて考えてみると、とたんにかなり微妙な植物に見えてくるハエトリソウを大っぴらに好きな植物としてあげることは、好奇の目に自分をさらすことになりはしませんか。
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