ファインダーを通して。
2019年11月。死ぬほど悩んでいた。
一眼レフを買うか否か。
結婚式は1ヶ月後。
そもそも自分は新郎やし撮ってる暇あるんかな、とか。
1ヶ月で上手く撮れるようになるんかな、とか。
結婚式終わったら使わんようになるんちゃうか、とか。
買わなくていい理由はいっぱい頭に浮かんできて。
結婚式の費用も準備大変やのに10万超えるもん買ってて大丈夫かと不安にもなって。
それでもやっぱり控え室の様子とか、自分でしか撮れない式の裏側も記録に残したくて、妻の「ええんちゃう?」の一言が最後の一押しになって、気づいたらポチっていた。
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カメラが届いて嬉しくて、妻にカメラの練習と称して浅草へ。
イチョウがいい感じやし、スカイツリーも見えてるし、これは絶好の写真スポットと思っていたけれど。
正直iphoneとの違いがわからない。笑
いくら撮ってもiphoneとの違いがわからない。
これじゃ買った意味ないかもと割と絶望しながら色々と調べてみると、カメラにもやっぱり大事な基本がある模様。
本やYouTubeで猛勉強。とにかく結婚式までに素敵な写真を撮れるようになりたかった。
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迎えた式当日は、新郎は意外と準備がすぐ終わりゲストが来る前の式場の様子や、ドレスアップする妻の様子をたくさん撮ることができた。
妻がドレスを着てイヤリングを付けている瞬間、人が来る前の静かな受付、結婚式を一緒に創り上げてくれたスタッフの方とお疲れ様と言いあうワンシーン。
式が終わった後、友人からたくさん写真をもらうことができたけど、裏側まで素敵な写真を残すことができたことに大満足。
妻にはええ写真やなって言ってもらうことができた。
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それから、何百回、何千回とファインダー越しに妻を見ている。
買い物に行く時とか、旅行に行くときも、必ず首にカメラをぶら下げて。
最近は妻も撮られることに慣れてきたみたいで、めっちゃ良い表情で顔を向けてくれる。
たまーーーーにご機嫌斜めの時はそっぽを向かれちゃうけれど笑
毎回ファインダーを通して世界を見て、妻を撮って、その写真を見返すと、今日もいい1日だったな、素敵な時間を過ごせて幸せだなと思わずにはいられない。
カメラを買う前は、結婚式の後はあまり使わんくなるかもとか思っていたけれど笑
ちょっとした瞬間を記録に残して、いつか二人の人生のアルバムを作れたらいいなって妄想したりして。
お気に入りの一枚!
これからもいっぱい撮らせてね。。!
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