おうち

ベルギー在住大学院生の孤独のグ○メ風チーズ日記。

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最近の記事

モンテベルデの農場で食べたトゥリアルバチーズ

皆さんは虹の麓を見たことがあるだろうか。私は人生で二度ある。 一度目は幼少期住んでいたケニアで、雨季のある朝にスクールバスの窓から見た。二度目は大学3年生の時に旅行で行ったコスタリカのモンテベルデで、農場を訪れるタクシーの中から見た。思ってみれば、ナイロビもモンテベルデも大地が広がっているし、雨季のケニアとモンテベルデの朝は、条件が似ているのかも知れない。 今回紹介したいチーズは、虹の麓を見ながら向かった農場で食べたコスタリカの牛チーズ、トゥリアルバチーズ(Turrial

    • 宗教アイデンティティとカタルチーズ

      いつも行くチーズ屋さんに気になっているチーズがある。薄い円形のチーズで表面が灰色の何かに覆われており、白抜きで十字が描かれている。ベルギーやフランスでは修道院で活動の資金元にするためにチーズやパン作っていると聞いたことがあったので、修道院から仕入れたチーズなのかと想像していた。 お店のイケメン兄ちゃんに聞いてみると、カタルチーズ(Le Cathare)、南フランスのラングドック・ルシヨン地域の伝統的な山羊ミルクのチーズであること、表面の色はカビではなく炭の粉であることがわか

      • 本命のエポワスチーズ

        今朝は近所のカフェで、教授に強烈にダメ出しされた修論の研究フレームワークを書き直し、その帰りに近所のチーズ屋さんに寄った。 ベルギーのチーズ屋は、店いっぱいに種類の豊富なチーズが並べられておりチーズ博物館のようである。初めて見る種類のチーズについてその精製方法や作られた土地を聞き、妄想を膨らませながら家に持ち帰り食べるのが日々の楽しみになっている。店員さんは皆チーズオタクなので喜んで色々教えてくれる。 チーズには牛、ヤギ、羊など様々なミルクで作られたものがあり、さっぱりし

      モンテベルデの農場で食べたトゥリアルバチーズ