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イノシシのように穴を掘る

微生物がいない

カジカ先生のシンフォニア農法では、穴を掘って微生物の住処をつくります。
丘の畑は日当たりが良く風通しもよいのですが、長い間土の上の方だけを耕していたため、下の土には全然空気が入っていない、微生物の住処になっていないという診断でした。
土はサラサラでいわゆる団粒構造ができていません。掘った後しばらくして戻ってくると、崩れてうまっているような状態です。

土の中に有機物を入れる

朝いちばんで畑に行ってみるとちょうど大家さんに会ったので、小枝を拾っていると話すと栗の木の下に枝が残っているかもしれないと教えてもらいました。
行ってみるとそこはフカフカの土で、縄文の森を歩いた時の感触が蘇ってきました。長い間積もった栗の葉やいがや乾燥した栗も落ちていて、微生物がたくさんいそうです。
栗の木の枝を掘った穴に刺して、腐葉土を一袋と残っていた燻炭を全部入れました。

三本鍬ひとつで掘る

三本鍬を使って穴を掘っていくのですが、体で覚えないとへっぴり腰になってしまいます。
鍬を振り下ろすときのタイミング、角度、手の添え方など考えながらやっているので、
毎回命中するにはまだまだです。
教えてもらい重力を最大限に生かすために、持ち手の方を鍬の先よりも早く振り下ろすことで体への負担が楽になりました。

道具の選び方

広くて品揃えがあるホームセンターへ行っても、三本鍬がたくさん揃っているところはありませんでした。鍬の先端に厚みがあること、刃先が広がっているよりも中心に向かっているものがよい、持ち手と刃先の角度も並べて比べると作り手によって個体差があることがわりました。
私が買ったものは形だけが三本鍬でしたので、これから選ぶ方には重くてどっしりとした三本鍬をおすすめします。


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