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お受験しない子にこそ教えたい4つの力
お受験しないなら、小学校受験の内容は関係ないと思っていませんか?
小学校受験の対策は、いわゆる「お勉強」だけではありません!
お受験対策のさまざまな体験を通して得られる力を大きく分けると、生活力、礼儀作法、体力、教養の4つ。お受験をする子は、この4つの力を小学校入学前に身につけます。
これらの力は、お受験をしない子にとっても、もちろん大事!
この4つの力のアップ方法を、お受験をしない子でもご自宅でマネしやすい形でご紹介します。
1. 生活力
生活力アップのためのポイントは、お子様が自分でできることを、少しずつ増やしていくこと。
次の4つの観点で、「自分のことは自分する」を目指していきましょう。
1) お手伝い
小学校受験の必須項目「お手伝い」。
発達段階などによりますが、おおむね3歳くらいから始められます。お子様が興味を持つお手伝いから、始めてみましょう。
▼ 3歳のお手伝いの目安
・お料理(混ぜる、こねる)
・こぼしたものを拭く
・タオルをたたむ
2) お片づけ
小学校受験では、自分で使った机をふいたり、遊んだおもちゃを片づけたりすることが求められます。
保育園・幼稚園ではできていても、家では甘えてしまってやらないお子様が多いのではないでしょうか。
小学校に入れば、掃除の時間もあります。少しずつ「やるのが当たり前」にしていきましょう!
3) 着がえ
小学校受験では、試験中に着がえをすることがあります。
自分で袋から着がえを取り出し、一人で着がえた後は、服をたたんでしまいます。これが試験として出題されるのは、小学校では体育の時間などに、一人で着がえをすることが求められるからです。
小学生でも服をたためない子は多いですが、日ごろから洗濯物をたたませたりして、できるようにしていきましょう。
4) 早寝早起き朝ごはん
文部科学省も推奨している、早寝早起き朝ごはん。
受験生は、早朝から始まる受験に合わせて、朝から活動的になるよう体を整えます。
生活リズムを整えるのはすべての基本。夜ふかしは、特別な日だけのお楽しみにしましょう。
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2. 礼儀作法
小学校受験と聞いて、真っ先に思い浮かぶのは「礼儀作法」という方も多いのではないでしょうか?
お受験対策で覚える礼儀作法は、お受験しない子にも教えたい基本的なマナー。
お子様はできるでしょうか?
ぜひご確認ください。
1) 姿勢
小学校受験では、基本的な動作が、とても大切にされています。
お子様は、背筋をピンと伸ばして立っていられますか?
座っているとき、猫背になっていませんか?
姿勢の良さは体力と学力に直結!
姿勢よくいられる時間を、伸ばしていきましょう。
2) ごあいさつ・お返事
小学校受験では、ごあいさつやお返事も試験のひとつ。
お子様は、自分からごあいさつできますか?
お名前を呼ばれたとき、大きな声でお返事できますか?
「ありがとう」や「ごめんなさい」も言えるようにしていきましょう。
3) 聞く・話す
小学校受験では、先生がお話を聞いて、そのとおりに動けるかどうかが見られます。
また、面接では、先生が直接お子様に質問し、お子様が答えることもあります。
人の話を聞くことは、学力の源。
日ごろからクイズを出したりして、話を聞いて理解する力と、自分の考えを伝える力を育てましょう!
4) お食事
小学校受験では、試験中にお弁当を食べることがあります。
お子様は、お箸をきちんと持てますか?
食べ終わったお弁当箱を、袋にしまえますか?
おうちでも、お箸を並べたり、自分で使ったお茶わんを片づけたりするお手伝いを増やしていきましょう。
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3. 体力
お受験に必要なのは、なんといっても体力!
体力には、病気に対する免疫力などの「防衛体力」と、筋力など、行動の基礎になる「行動体力」の2種類があります。
どちらの体力も、アップさせるためには、適度な運動が大切。小さなお子様でも、手軽に運動量を増やす方法をお伝えします。
楽しく体を動かして、自然な体力アップを目指しましょう。
1) 姿勢
礼儀作法としても大事な「姿勢」。
正しい姿勢を保つだけで、さまざまな筋力がアップします。
良い姿勢をとると、集中力、記憶力、問題の正答率がアップするという研究結果も。
ピシッと背筋を伸ばす時間を、生活のなかで作るようにしたいですね。
2) 歩く
一番手軽にできる運動は、歩くこと。
よく歩く子は、筋力や持久力がアップし、運動することに自信がつきます。
自信がつけば、もっとやりたくなるのが幼児。歩くだけで、運動が好きな子になれるかもしれません。
小さな子を安全に歩かせるのは大変ですが、お休みの日だけでも、車や自転車を少し減らしてみるところから始めませんか?
3) 踊る
お遊戯やリズム体操、リトミック。子どもと切っても切れない関係のダンスは、小学校受験でも出題されます。
音楽に合わせて体を動かしたり、手やカスタネットを叩いたりして、体力とリズム感をアップさせましょう。
「ちょっと待ってて」と言う代わりに、「ちょっと踊ってて」と言うと、本当に踊ってくれるお子様も多いです。試してみてくださいね。
4) 遊ぶ
子どもは5歳頃までに「体の動かし方」を身につけます。
そのためには、走ったり、ジャンプしたり、寝転んだりといった、さまざまな動きをすることが大切。
公園のブランコやすべり台を使ったり、ボールや縄跳びを使ったりして、遊びのバラエティを増やすことを意識しましょう。
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4. 教養
国語や算数だけでは、太刀打ちできないのが小学校受験。
理科やマナー、生活のなかの知識など「常識問題」といわれる分野が出題されます。
また、ペーパーテストや体育、面接以外の試験も。
どんな問題が出題されるのかを知って、小さいうちに身につける教養の参考にしてください。
1) 理科
小学校受験では「理科的常識」が出題されます。
動物や虫などの生きもの、植物、光と影の位置関係といった一般的な科学知識など、分野は幅広いです。
好きなものは詳しくても、他は知らないということになりがちな理科。本や動物園などをうまく使って、一般的な知識を広く教えていきましょう。
2) マナー
小学校受験は「社会常識」も出題範囲。
交通ルール、食事のマナー、善悪の判断などが出題されます。
日ごろから、マナーを教えるときに、「なぜいけないのか?」という理由も
一緒に教えると記憶に残りやすいですよ。
3) 生活常識
理科や社会常識の他に、「生活常識」や「一般常識」と言われる出題分野があります。
これには例えば、職業(警察官など)、昔ばなし、伝統行事や季節の行事などが含まれます。
大部分は保育園や幼稚園で習いますが、大人でも抜け漏れががあるのは、よくあることです。網羅できるように、意識的に取り組んでいくと良いでしょう。
4) 図画工作
あまり知られていませんが、小学校受験では絵画や工作も出題されます。
お受験での特徴は、自分の考えを絵にしたり、作った作品を口頭で説明したりといった、美術以外の表現力も求められること。
ご家庭では、祖父母に動画で作品の発表会をして、プレゼン力を磨いてみてはいかがですか?
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上記でご紹介したことは、すでにご家庭や幼稚園、保育園などで教えていることがほとんどだと思います。ふだんしていることでも、目的を知って、意識的にすることで、お子様の力はグンとアップします。
お受験をしないご家庭でも、小学校受験でどのようなことが問われているのかを知り、家庭教育のご参考にしていただければ幸いです。
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