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若手セールス時代に知っていてよかった会社のお給料の仕組みの話。

前職で新卒3ヶ月で最年少執行役員になった話をすると、「どうやったんですか?」「理由は?」など聞かれることがよくあります。

複合的な理由の掛け合わせだとは思いますがその中の一つの圧倒的な要因としては、結果を出していたこと。学生時代からセールスとして会社の中で誰よりも成績をあげていました。

そんな私には新入社員だったときに意識していたことがあります。今回は、その若いうちから徹底的に意識していた話。でも意外と言われないと知らない話についてお話しします。

世の中の初任給平均

まず、世の中の平均給与って皆さん知っていますか?

フルコミッションでジョインした私には平均初任給は正直どうでもよく気にしていませんでしたが、今の世の中の初任給平均はこちら。

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参考:「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」

大体21万円ほどが相場です。

都道府県別の違いも面白く出ています。物価の価格も違うので当然な部分もあるかもしれませんが、リモートで東京にいながら地方の企業で働く、またその逆の例もちらほら聞くようになってきた中でどのような変化をしていくのか注目ですね。

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「平成30年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況_表3 都道府県、性、学歴別初任給及び都道府県間格差(厚生労働省)」

余談ですが私の地元、茨城が14位にランクインするのは意外でした・・!確かにつくばは研究所やNASAなどがあって、物価も高いし高給取りがたくさんいます。

初任給はあくまでも初任給なので全く重要視していませんでしたがお給料をいただくということに対して、自分自身がどのように価値貢献したことによって対価としてお客様からお金をいただき、会社から給料をもらえているのかということは常々意識していました

新人セールス時代に意識していたこと

セールスは花形部署なんて言われることもありますが、企業の売上を支えるという意味では、会社の成長に最も直結する数字を出している部署です。逆に言えば、営業は売上を上げることが仕事であり、それ以外の部署の人たちの分も売上を上げる必要があります。

たまにTwitterなどでセールスの方で「これだけの売上で給料これだけか・・・」みたいな呟きを目にしますが、営業マンが売上を上げるためには、様々なコストがかかっています。

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会社が一人の営業マンに対し払っているのは給料だけではありません。

交通費・社会保険費・福利厚生・出張費・会議費・交際費・水道光熱費など手取り25万円のセールスに対し会社は約合計90万円ものお金を支払っています。

そしてこれにプラスして、自分たちの給料はもちろん、別部署(事務、経理、アシスタントや人事などのポジション)の人たちのお給料、事務所の家賃、仕入れが必要なものなら仕入れ費、雑費に採用費に更に広告宣伝費など、会社に必要な経費をセールスは稼がなくてはならないのです!

考えてみたら当たり前ですよね。自分の仕事は事務や管理部の方々から支えられて成り立っているという感覚をセールスの人だったら絶対に持っておくべきです。

業種などにもよりますが、一般的にセールスは「給料の3倍の利益」を稼ぐ必要があると言われています。給料の3倍の利益を出せて1人前のセールスと認められるわけです。

若手のうちから、セールスとして会社に何を求められているのか。どうすれば生み出した利益が人件費等だけではなく、自分が販売するサービスの広告宣伝費や開発費への投資額を増やせるか。サービスをより良いものにしてそれらを広めていく、その好循環を作っていけるかを意識して行動していました。

現在Cheerではセールスがいません。でもそれは誰もが数値を意識しないのではなくて、むしろその逆。チームとして会社として勝ちにいくスタイルで全部門が数値を意識することが大切だと考えています。

セールスに大事な4つの自信

セールスはよく、キツそう。ノルマ大変そう。そんなイメージを持たれがちだけど、それって「お客様に嫌われたくない。売り込みだと思われたくない。」っていう感情の表れかな、と。

いいセールスこそ、お客様よりも前に自分自身をクロージングしているものです。

セールスの4つの自信

商品・サービスに対する絶対の自信

会社に対する絶対の自信(理念・ビジョン)

自分に対する絶対の自信

セールスに対する絶対の自信

これらの4つの自信を持っているセールスはとてもいい営業をすると思います。手前味噌ですが、私のケースは自分自身がビビビッとくるサービスと会社に出会えているので本当に恵まれているなと感じています。

私のCheerCareerのケースで当てはめて話すと

商品・サービスに対する絶対の自信

押し付けではなく、大手企業で働くことを否定するわけでもない。ただ、ベンチャーと言う働く選択肢を広げるサービス。学生の質も、価格も、フォロー体制もどこにも負けない自信がありますし、それくらい学生啓蒙に力を入れています。

会社に対する絶対の自信(理念・ビジョン)

働くにワクワクを。人生にもっと潤いを。この方向性と自分自身が学生時代に一番身近に感じた社会的課題である【就職活動のあり方の問題】を解決したいと言う方向性の一致。ここに迷いはありませんでした。働く時間は人生を通してたくさんあるからこそ、その時間をより濃く、それらの時間を通してその人の人生が豊かになるような、人生の糧となるような機会を提供したいと考えています。

自分に対する絶対の自信

若手セールス時代の私の言葉を思い返すと、「誰よりも学生の立場に近いからこそ、学生をワクワクさせる原稿の作り込みや採用活動のあり方のご支援には自信がある」と言うことは伝えていました。そして「誰よりも御社のことは詳しい」と言い切れるくらい調べ上げて事前準備をして商談をしていたのでよくお客様に驚かれていたことを覚えています。笑

セールスに対する絶対の自信

セールスに対しての自信はやっていくうちにつくものかもしれませんが、誰よりも事前準備をし、ロープレし、テレアポをし、商談にいき、というPDCAを回すサイクルが早かったので、こなす数も圧倒的だったと思います。

考え方としてはシンプルに、当時いた自分より7歳以上も年上の先輩方を最短で追い抜くにはどうしたらいいのかを考え、経験の量に勝つには、1日に働く時間の量と質で最短距離で追いつくことを常に意識していました。自分を追い込むために半ば無理やりフルコミで入れてもらうという今思うとめちゃくちゃですが、それほどサービスに惚れ込んでいたので、自分のセールススキルへの自信というより、サービスを広めるんだ!という使命感の方が大きかったかなとも思います。

いろいろセールスに大事な自身について話しましたがつまるところお客様にとって本当にいいものだと思うから、自信を持っておすすめできる。人間の表情や言葉には魂がのると思いますので、営業される側もその辺りは感じるものがありますよね。

実はこの話はセールス職だけではなく、どの職種にも重要な自信だったりします。ぜひ自分の会社やサービスへの自信を見つめるきっかけになり、いろんな人がワクワクを語り合う世界観が少しでも広がれば嬉しいです。

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