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反対する人の心理に気づいた出来事

何に熱くなったのか?

友だちが辛い思いをしながら、みんなを代表して動いてくれていることを知って、その原因となった人たちを非難するような感情が芽生えた。友だちをその人たちから守りたいって思ったら、胸の奥から熱い感情がわいてきて、「誰が言ったの?」「何もしないでそんなことを言うなんて!」と…苛立ちからその人たちのことを攻撃するような言葉がでてきてしまった。

それからしばらく経ってから、人を非難してしまった自分がちょっと嫌になった。そして、冷静になり考えた。

「そもそも私は何に腹が立ったのだろう?」と。

いろんな考え方の人がいるから、そう考えた人も、その考えに至ったことも、責めることではなかったんじゃないか?と。

すると、こんなことが浮かんできて思い出した。

人には恒常性という性質があるんだった。心理的な恒常性が働くことは、私にもよくあること。今までどおりの生活スタイルに安心したり、前例のないことや変化することがとても怖くなり不安になる。そして、このままでいることを望む傾向がある。

その人の頭の中にも、こういったことが浮かんだのかもしれない。しかも無意識に。

友だちがみんなを代表して取りまとめ、これまでにやったことのないことを、「やろうと思っているけどどう?」とみんなに声をかけてまわった。すると、心理的恒常性の高い人の生命維持のための本能が作動し、反対意見をぶつけちゃった。それが結果、友だちを傷つけてしまったのかも、と考え着きました。

だから、その人を責めるのではなく、前例がないことをやる時には、そういう心理的な本能が働くことを知った上で、「なぜそれをやるのか?」「何のためにやるのか?」「その結果、どうなるのか?」を伝えることで、無意識の反応を理性で止める。あるいは理性が上回り、前例はないけど今回はやるべきだ!と感じてもらうことが重要だと感じました。

つまり、今回の私のように、友だちを傷つけた人やその人の考え方を非難するのではなく、本能を超えるような素敵な未来を示し、それを伝えることの大切さに気づきました。

みんなで力を合わせて物事に取り組みたい時に、このことを思い返して団結力を高めたいと思います!

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