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映画 墓泥棒と失われた女神 過去の遺産で食べていこうとすることの悲しさ

墓泥棒と失われた女神を見たよ。これはとても教訓的な映画だね。過去の遺産で食べようとしている人たちのみじめさや哀れさが伝わってくる映画だよ。イタリアには、エリトリア文明と言うものがあって、とても豊かな芸術性を持っていたんだね。その時代の遺跡や墓を盗掘して、埋葬品を売り飛ばすことをなりわいにしている人たちを描いた映画だった。でも、この人たちは、自分で何かを生み出すということがないから、決して幸せにはなれないのさ。

この映画を見て、インバウンド需要に寄りかかろうとしている日本の政治家のことが思い出されたよ。基本的に観光業と言うのも、神社仏閣などの文化遺産という過去の遺産で食べていこうとする産業なんだよね。だけど、生産性がどうしても低いから、賃金も低くなるんだよね。やはり製造業で食べていっている地域の方が平均年収もどうしても高くなるんだよね。それはトヨタの工場がたくさんある愛知県を見れば一目瞭然だよ。

イタリアも日本も、豊かな文化遺産に恵まれているのはいいけれども、やはり自助努力の精神を忘れずに、合理的な努力を重ねて、仕事の生産性を高めることで、経済を強くし、国際的な発言力を高めていく努力は決して忘れてはいけないね。汗水垂らして働くことがやはり1番大事なんだよね。こういうことをちゃんと国民に言わない政治家は、嘘つきと言われても仕方がないよね。

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