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昇進うつにあがらう(その3)

管理職になって、1番失敗しやすい事は、何かと言うと、管理職の権限を振り回して、部下にそっぽ向かれるって言うことじゃないかと思うんだよ。

今まで同じ仲間だったのに、ちょっと地位が上がった位で、偉そうにしやがってと言うふうに反発を受けると言うことがよくあるよね。

ここはとても難しいところだよね。ピータードラッカーと言う人は、上司になったら、毎月1回は30分程度すべての部下と話し合いをするのを勧めているね。

そこで聞く事は、あなたは私に知っておいてもらいたい事はありますか?と言うことを、部下に問いかけるそうだよ。

人によっては、妻が癌で入院していて大変だとか、子供が実は刑務所に入っているとか、とても苦しいことを打ち明ける人もいるみたいだね。

そういった一人ひとりのストーリーを知っておくと、どうしてこいつはこんなこともできないんだと言うことに対する怒りが減るからね。

大事な事は聞くと言うことに徹することだよね。ついつい自分が相手にやってほしい要望とかを言ってしまうのが普通の上司だからね。

だけど、自分の経験からすると、月一回でもこんなふうに聞く時間を設けてくれた上司なんて1人もいなかったよ。

それだけ、たとえ部下であっても、その人に関心を持つ人なんてほとんどいないのさ。それがチームがまとまらない最大の原因だよ。

問いかける技術って言う本も出てる位だから、人の話を聞くと言うのは、実は高度なテクニックもいるし、心構えとしては謙虚さが必要だよね。

関心を持ってもらっていると言うことを知っただけでも、人は嬉しくなるし、それが信頼の絆の第一歩だよね。

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