フォローしませんか?
シェア
ちーかま
2024年6月13日 00:11
双子の兄である弦夜に呼び出された俺は、山道を急いだ。「普段着で来いよ」定期連絡だと言いながらも「普段着で来い」の意味がまったくわからなかったが、俺は指示にしたがった。やがて弦夜が指定した庵に着いた。庭の方に回ると、縁側で杯を持って佇む弦夜がいた。弦夜は何時もの着崩した着流しではなく、仕立ての良い着物に身をつけていた。「おー朔夜。早くこっち来いよ。美味い酒を飲ませてやるからよ もっとみる
2024年3月1日 00:11
弦夜影EDの後日談で朔夜目線です「弦夜…抜け忍の庇い立てするなら、お前も始末する」「もう後戻りは出来ねぇな…朔夜」俺の半身である双子の兄である弦夜は、里の命より、任務よりも…この俺でもなく陽菜を選んだ。何時かはこうなるのではないかと、心の奥底で思っていたのかもしれない。俺の心中は驚くほど冷静だった。「朔夜…わりぃな。死んでもらうわ」「それは俺の台詞だ」 もっとみる