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井上大輔 たとえる力で人生は変わる(ネタバレあり)

いつもは「購入してちゃんと読んでるよ」という証明のためにカバーかかった本の写真を撮影してるんだけど...この本は読んでたら面白すぎて撮影忘れちゃった。(しかも保管する本に設定したのでカバーを捨ててしまった)いちおうドトールで読んでた時の写真があったのでタイトルに。実際に買った人しか分からないだろうけどカバーむくとこんな絵がある書籍です。背表紙も写ってないでやんの...ウッカリかつ運も悪い。

もう「持ってる人と書いた人にだけ伝わればいいや」って感じ。井上大輔さんはnoteもやってらっしゃって記事がみれる。こういう記事書く人だったら本も面白いかな...?みたいな「下見」ができて有り難かった。

誰でも「たとえ上手」になれる

P2
「たとえる力」は鍛えることができます。
でも、そのことはあまりよく知られていません。

のっけから嬉しい文章ではじまる。凡人の俺にもうまい「たとえ」ができるのかしら?とワクワクする。

「たとえる力」はあと2000年すたれない

P38
わかる
伝わる
ひらめく
「たとえる力」が与えてくれるこの3つの「できる」を、今私たちが暮らす社会の中で見直してみましょう。
P39
コミュニケーションがどんどん「直感的」になってきました。電話がメールになり、ブログになり、つぶやきになり、写真になり、ついには1個のスタンプになりました。そんな中、直感的に「伝わる」メッセージを作り出す力は、すべての現代人に欠かせません。

たしかにな...と思う。技術の進歩はあれど「たとえ」が無くなることは無いんじゃないかな?と思う。

5つのステップで考えるたとえ話(日常編)

P53
まずは「5つのステップ」です。
1.何を伝えたいか、を整理する
2.登場人物と関係性を整理する
3.舞台設定の候補を出す
4.3つのポイントで舞台をふるいにかける
5.選んだ舞台で伝えたいことを説明する

ここを読んでなんか衝撃をうけた。今まで「たとえ」に関する本も数冊は読んだはずだが能動的に「たとえ」を作るってことをしたことはなかった。会話などで偶然生まれた「たとえ話」を褒めてもらって「そうかこれはうまかったのか」と嬉しくなりストックする...なんて日常だったが「自分から用意する」という手があるのだな...というのが驚きだった。

いちおうカキコミ欄もついてる

実際のトレーニングとして例題がいくつか紹介されているので取り組むことができる。メモが手近にない場合は専用のスペースを用意してくれてる(!!)ので使えばいいけどね。そのかわり中古で売るのも気が引ける本が出来上がる。(俺は売らないつもりなので書いてしまった)

まとめ

面白い本だな...と思った。「たとえ」の世界は「これだ!」という唯一の答えがあるわけではなく相手の知識量や前提条件などによっても有効だったり有効じゃなかったりするので難しい分野。だけど生み出そう!とする感じは面白いなと思いました。

最近の流行りなのかな...前田社長のメモ本佐々木さんの習慣本みたいに「一読しただけでは完結しない感じ」があるなと思いました。とにかく数をこなさないと上達しないぞ!的な。これも日々勉強だ。

だから難しいとは思うけど「たとえ問題集」とかあったらいいのに!と思いました。模範解答みたいなのが数種類掲載されてる...的な。

以上 良い読書体験でした。(自分で過去褒められた「たとえ」とかを分析してみようかな)

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