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悲恋から学んだ、星座でこんなにも違う気持ちの伝え方

本日はうるう年の2月29日。4年に1度のスペシャルデーであり、世界のオータニが結婚を発表するというハッピーデーにもなった。

ハッピーデーといえば、2月はバレンタインでもある。わたしにとっては、これまで苦い思い出しかない行事。ひとつ、そのエピソードを供養させてほしい。高校生、はじめて彼氏ができてすぐのバレンタイン。チョコだけではわたしの愛は伝わらんと、雑貨店でみつけた星柄のかわいいマフラーも一緒に贈った。「え〜なにこれどこの?超かわいいじゃん」と喜んでくれた彼。1か月後のホワイトデーには、ネックレスをプレゼントしてくれた。まさかのティファニー。はじめてのティファニー。すぐ付けた。そしてすぐ気付いた。

「わたしのあげたマフラー、1度も使ってくれてなくない?」

訪ねてみるも、なんとなくごまかされた。後日、彼は仲の良い友人に「あんなクソダサいマフラー、恥ずかしくてできるか」と漏らしていたことを知った。

クソ恥ずかしい。もういっそそのマフラーで殺してくれ。クソダサいと言われてしまった、わたしの愛する星柄にも申し訳ない。
そんなはじまりから好みの合わない彼と、後10年付き合って結婚までしたのも不思議だが、ふたりとも首に纏うものを贈り合うとか……互いの首にするもの……互いの首を絞めるもの……10年後の悲劇的別れのメタファーすぎるだろ。

とまぁこんな悲恋エピソードがいくつかあるからこそ、おもしろいことに気づいた。それは、星座的特徴が、相手の気持ちの伝え方にも現れるということ。
ここからは、さきほどの一件も含め、わたしがフラレたときの相手方の反応の違いについて、3件ほど紹介しよう。あくまでも星座的特徴の解説。みんな「かわいそう」と同情せずに読んでほしい。

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◉A氏(さっきの彼)
これまで幾度となく登場しているので、詳しくは過去の投稿を読んでほしいが、ひとことで言えば、高1から10年付き合って結婚したのに数か月で帰ってこなくなり1年で離婚した彼、だ。マフラーのくだりでわかるよう、わたしには「かわいい」と伝え、友人には「クソダサい」と違うことを言っている。この相手の顔色を伺う感じ、まさしく天秤座(※)である。
バランサーである天秤座は調和が大切で、不協和音的な環境が苦手。バランスを保つためなら周囲に意見を合わせることができる。できてしまうが故に、ときには「意見がない」「八方美人」などと思われてしまうことも。ちなみに、人目を気にする=見た目に気を遣うおしゃれさんが多いという特徴もある。

◉B氏
共通の話題が多かったことから、何回も飲みに行き、仲が深まったB氏。家に来ては一晩中語り合うということもあった(身体的接触はございません)。ときは奇しくも2月。さすがにこれはもう"そういう仲だろ"と、バレンタインチョコを準備していた。今回はマフラーもないから大丈夫。そんな気迫がにじみ出ていたのだろうか。2月14日が近づくにつれ、徐々に距離ができた。結論には薄々気づいていたものの、きちんとピリオドを打ちたく、チョコを渡したい旨を連絡。即、受取拒否の返信が入った。このままでは怨念の塊と化してしまう……勇気を出し、電話で「好きなんですが」とお伝え申し上げた。その返しがこちら。

「ごめんけど、まったくタイプじゃない」
「すまんけど、可能性は0%。1寄りの0じゃなくて、0寄りの0」

あまりの刃の鋭さに、切られたことに気づかぬまま死んだ侍のよう。おかげさまで即刻成仏できたが、この正面からのパンチング、牡羊座以外の何ものでもないだろう(※)。
12星座のはじまりである牡羊座は、ピュアで正直、嘘がつけない。考えるより直感に従うタイプで、好奇心旺盛につき、その行動力もピカイチ。ときにはそれで損したり「もっと考えなさい」と反省することがあるものの、いつでもストレートなのだ。このストレートがゆえの対わたしへの返答。天秤座のA氏と真逆な反応なのもおもしろい。

◉C氏
オフィシャルな場で出会ったC氏は、静岡県外から仕事で来ていた。ぜひ良いお店が知りたいと飲みに行くことに。歳が近いこと(&三度見するほどのイケメンだった)こともありすぐに打ち解け、互いの仕事の話に。さきにネタバラシをすると、このC氏は山羊座(※)。わたしは仕事で死ぬほど悩んでいた時期だったため、愚痴をこぼしたところ「だったら辞めればいいのに。分かっているならその時間が無駄じゃない?」とニコッと刺された。仕事でさまざまな立場を経験しているC氏からのアドバイスは、厳しいながらも的を得たことばかり。ちなみにこの出会いは、わたしが会社員を辞める決断をしたきっかけのひとつとなっている。
とまぁ初見から惹かれていたわたし。でも、出会ってからほぼ毎日飲みに行き、毎回帰宅が3時過ぎるという盛り上がりの展開になったら、誰でも期待しちゃうよね。"順序を違えた恋愛に成功はなし"と友人に口を酸っぱくして忠告されていても、家行っちゃうよね。そんな展開になっちゃうよね。
という流れで、しばらくグレーな関係が続いた。そんなある日、急遽C氏が静岡から離れなければという事態に。さみしい。でも、戻る前にこの名のない関係をはっきりさせたい。泣きながら「好き」を伝えた。引くほど恐ろしい形相だっただろう。そんな化けものにも動じず、C氏はこう返した。

「わかってる」「気持ちは伝わってるから」

えっ? なにそのパターン? どっち??
静岡から離れたその後は数回会う機会があったものの、男女の展開になることはなく、返答の真相を聞く勇気もないまま、この恋愛は幕を閉じた。
山羊座は真面目で責任感が強く、自他ともに厳しい性格。聞き上手な面もある。合理的で現実的。社会的成功のための戦略家でもある。そして、じっくりコツコツ、大器晩成型。告白に対するC氏の返答に山羊座感があるかというと疑問も残るが、仕事のくだりなんかはとても山羊座的。そんでもって、結論を急がない(結果を確実に出すために時間をかける)という山羊座さんに対し、あまりにも早急に返答を求めすぎた我が戦略ミスなのである。

※ここでお伝えしている星座は、いわゆる太陽星座。占星術的にはもっと深堀りした見方がありますが、誕生日がわかれば誰でも出せる&太陽星座でも特徴が十分出るので、ここではそれを採用しています。

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天秤座のA氏、牡羊座のB氏、そして山羊座のC氏。
もちろん星座だけが理由ではないけれど、それでも、星座の違いを軸に振り返るだけでこれだけ特徴が出ているのは、なんともおもしろい。

そしてさらにおもしろかったのが、わたしの出生ホロスコープにおける3氏との関係性。わたしの太陽星座は蟹座(♋のマーク)で、黄色で囲んだのが、A氏(♎左)B氏(♈右)C氏(♑下)の星座の位置。専門用語でアングルというところに位置しており、星読みをする方が見れば「ははーん」となる位置関係なのだ。超平たく言うと、好かれたり惹かれたり、なにかとご縁があるってこと。

パートナーの星座がこのアングルのどれかだってパターンも少なくないはず。ただこのあたりをきちんとお伝えしようとすると、さらに倍以上の文字量を要するので、また次の機会に。



今回わたしの過去の悲恋を赤裸々に公開してまで、何が言いたかったかというと、星座によって人の反応や気持ちの伝え方・表現の仕方は変わってくるということ。そして逆に、相手の星座を知っていれば、戦略的にアプローチできる可能性があるということ。
この星座の違いは、なにも恋愛だけでなく、仕事や友人など、人間関係全般に活用できる。まずは自分の太陽星座の特徴を知りつつ、相手の星座を調べたうえで、こっそり研究してみてはいかがだろうか。
悩む人が多いコミュニケーション問題、ぜひ星座をご活用あれ。

★星座の特徴を知りたい方、自分のホロスコープを出してみたい方は、お気軽にお声がけを〜!


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