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<勝手に星読み> 『美少女戦士セーラームーン』原作者・武内直子先生

星読みの実践のための、勝手に星読みシリーズ第2弾。

わたしが占星術をするようになった超原点、ともいえる『美少女戦士セーラームーン』。生みの親・武内直子先生のホロスコープは、星読み界ではもう有名ですが、教科書に出てくるレベルの奇跡の連続。
※出生時間は不明につき、ハウスなしで読みます

まず、天体ごとの星座・属性はこちら。

<個人天体>
太陽:魚座
 月:牡牛座(仮、出生時間によっては牡羊座の可能性あり)
水星:魚座
金星:牡羊座
火星:蠍座
<世代天体>
木星:蟹座
土星:牡羊座
<時代天体>
天王星:乙女座
海王星:蠍座
冥王星:乙女座

●男性性:女性性=2:8
●活動宮:不動宮:柔軟宮=3:3:4
●火:地:風:水=2:3:0:5

武内先生は「水」が5つという、とってもぷるぷるした感じのお方。第1弾・コナンの青山先生と比べるとより面白いのですが、「風」が0……!理論よりも気持ち。心の赴くままに、というイメージです。が、風エレメントゼロということなので、もしかしたら逆にそのロジカルな性質が強く出ることもあるかも。

ここからは、個人的に震えた特徴的なポイントをいくつか。

太陽(魚座)を取り巻く、豪華な外惑星たち
人生の意志や目標を表す太陽が「魚座」。魚座といえばヒーラー、イマジネーション、アストロロジーなどのキーワードが浮かぶ。
この太陽に対し、蠍座にいる海王星と蟹座の木星がそれぞれトライン(120°)の角度。つまり、この3つの天体で「グランドトライン」と呼ばれる幸運の正三角形にがつくられています。これは太陽のパワーが、海王星・木星によって好意的にサポートされるもの。
魚座自体、海王星がルーラーなので、海王星テイストがより強め。水エレメントで形成される「グランドトライン」は、人の感情に強く訴え、心を動かすことができるといわれています。

さらに魚座太陽に対し、乙女座の天王星・冥王星がオポジション(180°)。「グランドトライン」に対し、ヨットの帆のようなかたち「カイト」を形成しています。乙女座といえば地の星座で、細部まで目の行き届く秘書のような星座。天王星=改革・改善、冥王星=カリスマ・徹底的。太陽魚座のイマジネーションのエネルギーを、今までにないやり方で徹底的にかたちづくる、みたいな感じ。

これをセーラー戦士でいうならば、自分とセーラージュピター(木星)・セーラーネプチューン(海王星)が手を繋いでくれていて、後ろからセーラーネプチューン(天王星)・セーラープルート(冥王星)がけっこう激しめに叱咤激励してくれている雰囲気。心強い、というか強すぎる。
セーラーサターン(土星)は、どちらかといえば太陽のそばにおり、時代天体・世代天体が太陽の周りで総出演。1のパワーで100の力を発揮できるような、そんなムードの配置です。

ここまでだけでも『セーラームーン』を感じるのは、わたしだけだろうか。唯一無二のコンテンツ、しかも海王星らしいキーワード(占星術・宇宙 etc.)がふんだんに散りばめられた、イマジネーションあふれる作品。「月野うさぎ」の中学校生活と「セーラームーン」としての戦士の姿のギャップもなんかオポジションのそれっぽい。
武内先生の場合、太陽にキロンがコンジャンクション(0°)しており、作品を通じてご自身も癒やされているというか、そんな印象を受けました。

水星は魚座・火星は蠍座で逆行中
水星逆行といえば、交通トラブル、コミュニケーション齟齬、通信障害 etc.のようなことが起きやすいといわれている、厄介扱いされる期間。
ネイタルで水星逆行をもつ人は、コミュニケーションが独特・課題といわれることがありますが、武内先生の場合は、水星魚座なので、アイディアやイメージ・言葉が湧いてあふれ出てくる、みたいなイメージかなぁ。
火星逆行については、わたしのネイタルもそうですが、行動力に難があったり、怒りのパワーを発散できなかったりといわれてます。武内先生は火星が蠍座なので、自分の世界でこだわりをもって「こうじゃない」「ああじゃない」と試行錯誤しながら、自分の内面奥深くに潜り込む、みたいな感じだろうか。
水星と火星は調和の角度なので、次々浮かぶイメージや言葉を、とことん突き詰め、研究し、心に秘め、ここぞという場面で発揮するというイメージが想像できます。先生、どうでしょう?!

個人天体唯一の活動宮&火星座・ヴィーナス
金星は牡羊座で、個人天体でみると唯一の活動宮であり、「火」のエレメント。牡羊座といえば“考えるより行動”の直感型特攻隊長。金星は個人の恋愛や趣味といったワクワクキラキラを司る天体。好きなことに対しアクティブにトライするし、ガンガン攻めていくような印象を受ける。
が、それよりも、これは完全にわたしの所感ですが、『セーラームーン』の前身『コードネームはセーラーV』を彷彿とさせてならない。セーラーVは『セーラームーン』がはじまる前の読み切り作品で、セーラーヴィーナス(金星)が主人公。まさにセーラームーンワールドを切り開くきっかけとなったといえるはず。美奈子ちゃん、ありがとう!


・・・・・
とまぁピックアップしただけでも、選ばれし者のホロスコープといった感じ。1992年の『なかよし』連載以来、多くのファン……というか、さまざまな世代をつねに巻き込みながらその和を広げてる、まさに宇宙のような作品。

ちなみに今回の星読みをするにあたり、ウィキペディア情報もチェックしてみたのですが、(情報の信憑性はさておき)先生は薬剤師の資格もお持ちで、大学病院に務めていた経歴もあるとのこと。どこまでいっても魚座みが強い。
また、ウィキペディアを読む限り、天文学や医学・占いといった幅広い知識をもった方で、それを作品に活かしているといった感じなので、水エレメントのエモーショナルな感じよりも、やはり風エレメントゼロが逆にパワーを発揮した作品づくりになっているかもしれない。

先日訪問したセーラームーン展in名古屋では、初期作品は懐かしさたっぷりだったものの、最近の作品はまったく追えていないことに反省。

永遠のアイコンであり、わたしの占星術の礎・セーラームーン。
最新の作品までキャッチアップしたいと思います。


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