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猛暑をちょっとやわらげる、植物療法的アロマ涼感TIPS

毎日暑すぎやしませんか。外に出れば一瞬で肌がジリジリするし、風が吹けばドライヤーの温風レベル。10年以上前に行ったバリ旅行で「こんな熱帯、人が住むもんじゃない」とロコに大変失礼な感想を抱いたけれど、まさにそのときそれ。わが地元では最近、バナナの栽培をしているところがあるらしい。ウホ。

ということで、植物療法を学んだわたしがこの夏場、リアルに実践している、エッセンシャルオイル(精油)を活用した涼感TIPSをご紹介します。

その前にまず!
エッセンシャルオイル(精油)とは、植物の芳香成分を抽出したもの。エッセンスが凝縮されており、基本的に原液を直接肌につけることは厳禁。また、植物や抽出方法などによって特徴が異なるため、パッケージの注意事項をよく読んで使用しましょう。とくに肌の弱い方や病気をお持ちの方、妊娠中・授乳中の方は使用できないケースも。“たかが1滴くらい”と侮ってはいかん。
品質(価格)もピンキリ。植物名だけでなく、植物の学名や抽出部位・産地・使用期限などが詳しく書かれているブランドをおすすめします。ルームスプレーなどであればまだよいですが、肌にふれるものならなおさら、ね。

ペパーミント(薄荷)

王道オブ王道ですが、手に入りやすさ・扱いやすさなども含め、ほんっとうにユースフルなペパーミント。「フィトテラピーを生活に取り入れたい」「アロマオイルを使ってみたい」方への、まず1本。

<特徴>
冷却(&加温)、抗菌・抗ウイルス、鎮痛、消化機能促進 etc.

<おすすめTIPS>
■お風呂
入浴剤的に使うことで、風呂上がりにスーッとする爽快感あり。ただ、エッセンシャルオイル(精油)は水に溶けないので、湯船に直接垂らさないように。滴数にも注意。湯量をみながら1〜2滴を様子見で(1滴=0.05ml)。3〜4滴垂らしたことがありますが、震えるほど寒く感じ、湯船から出られなくなった経験あり。
 >使用例
 ・バスオイルに1〜2滴垂らし湯船へ
 ・「無水エタノール」に1〜2滴垂らし、バスソルトと混ぜてから湯船へ
■ヘアスプレー
帽子をかぶる機会が増えますが、頭ムレムレのカユカユの絶望的頭皮環境になりません?そんなときに、ちょっとスースーする感じがクセになるスプレーです。
 >レシピ(30ml・濃度1%)
 1.無水エタノール5mlに精油6滴分を垂らす
例えば、ペパーミント 2滴+パルマローザ 2滴+ラベンダー 2滴 (6滴分ペパーミントだとちょっとスースー過剰かも……)
 2.精製水25mlと合わせ、よく混ぜる
 3.保存瓶に入れ、冷暗所で保管する

<注意点>
妊娠中・授乳中・乳児の使用不可
敏感肌の人は刺激を感じる場合があるため濃度に注意
持病がある方も医師に確認のうえ使用してください

ウィンターグリーン

なかなか聞き慣れないエッセンシャルオイル(精油)だと思いますが、個人的には、出合えてよかったナンバーワン精油。古くから筋肉痛をやわらげるために使われたということで、肩コリ・首コリなど、デスクワーカーの強い味方。主成分は「サリチル酸メチル」。そう、湿布です。香りも湿布とか消毒液とか、保健室の香り。スースーする感覚で気持ちもシャキっとします。

<特徴>
鎮痛、鎮痙(ちんけい)、殺菌 etc.

<おすすめTIPS>
これはもう塗る、一択。ですがこれも同様、ダイレクト塗布は厳禁。
>使用例
ボディオイルorボディークリーム(5ml)にウィンターグリーン1滴を垂し、首肩まわりを中心に塗る

<注意点>
肌への刺激が強いので、敏感肌の方や皮膚に傷がある方は注意

ユーカリ ラジアタ

特に花粉症の鼻づまりや風邪の咳など、喉・鼻のトラブル時におすすめのエッセンシャルオイル(精油)。ユーカリのフレッシュでクールな香りは、集中したいときに抜群。

<特徴>
抗ウイルス、抗菌、消毒、リフレッシュ etc.

<おすすめTIPS>
ティッシュに1〜2滴垂らして、うちわの要領でヒラヒラ!そしてクンクン!
超かんたんですが、思っている以上に香りが広がります。
ティッシュを直接香るというのもありですが、距離感は様子見で。
鼻血の止血のようにティッシュを鼻につめて嗅いだことがありますが、ゲホゲホとむせました。

<注意点>
ユーカリは種類が多いので、購入時によく商品名をチェックしてください
(種類によって皮膚刺激が強かったり、逆に咳を誘発したりするものあり)

・・・・・

以上、いかがでしたでしょうか。
「気休めでしょ」と思うかもしれないですが、植物のパワーは、たかが1滴、されど1滴。毎日エアコンの電気代に怯えながら生活するくらいなら、チャレンジしてみない手はありません。
ものは試し、ということで、ぜひトライしてみてください。

参考:
わたしがメインで使用しているエッセンシャルオイルはzefir(ゼフィール)です。
※サイトが見つからず……すみません
植物療法はlebois Phytotherapy School(ルボアフィトテラピースクール)で学びました。


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