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もう少し頑張ってみない?って言ってない?

2学期は運動会の練習に始まり、
音楽会や学芸会の練習など
「みんなと一緒に」
が増えて荒れやすくなる時期ですよね。

夏休みが明けてなんとか登校しぶりもなく
順調に学校に行けているように見える子も
疲れが溜まり始めて
敬老の日の三連休あけごろから
なんとなーく学校行きたくないなぁなんて
空氣が漂い始める頃です。

急なペースダウンに大人が焦る

夏休み明けて、1ヶ月くらい頑張っていたのに
なんで今になって休むの?
と思って、つい言ってしまいがちな
「もう少し頑張ってみない?」
という言葉。

少し学校に行けるようになって来た子に
言いたくなってしまう言葉でもありますよね。

これ、急なペースダウンだからこそ
もう少し頑張れるのでは?と思って
言ってしまうことが多いんじゃないかなあと
個人的に思っています。

あと1時間頑張ってみない?
給食だけ頑張ってみない?
放課後だけ頑張ってみない?

結構いろんな場面で使えてしまう言葉です。
わたしも何度も口にしてきました。

これを言われたら子どもは

ちょっと頑張ってみようかな、と思って
いつも以上に頑張ってしまう子がいます。

子ども自身では限界がわからずに
「ここで帰ると言ったらお父さんお母さんに
心配かけてしまうから」
とさらに頑張りすぎてしまうことがあります。

この状態で糸がプチンと切れてしまうと
また繋がるまでにかなりの時間を必要とします。

すでにじゅうぶん頑張っている

不登校の子や行き渋っている子どもは
「学校にいる」
というだけで、
もう十分すぎるほど頑張っています。

それは目の前の子どもをよく見ていれば
その場に立っていることが
どれだけその子にとって大変なことか
わかるはずです。

無理をさせ続けると

でも、そんな子どもの状態に目を向けず、
もうちょっと頑張ろう、
あと少しだけ頑張ろう、
と言い続けると
どんなに頑張っても
朝から放課後まで学校に行かないと
認めてもらえない、
今の自分ではダメなんだ、
と感じてしまいます。

そうすると親子の信頼関係が崩れることも
無きにしも非ず、です。

子どもだけじゃなくあなたも

もう、子どもは十分頑張っています。
そして、声を大にして言いたい!

お子さんの不登校についていろいろ検索して
これを読んでるあなたも
もう、じゅうぶん頑張ってる!!!!!!!

お子さんを頑張らせることも
ご自分を頑張らせることも
もう必要ありません。

ゆっくり深呼吸して
本当に必要なことは何なのか
お子さんはどんな状態なのか
それより何より
自分が自分を嫌いになっていないか
振り返ってみてほしい。

それができたら
新しい一歩が踏み出せると思います。

2023.09.26

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