侮るべからず出川イングリッシュ
出川イングリッシュと聞くと
どんなイメージをお持ちでしょうか?
出川イングリッシュとは、
タレントの出川哲朗さんが、
『世界の果てまでイッテQ』という
番組の企画で使われていた独特の英語表現のことです。
あるミッションを与えられ、
そのお題をクリアするべく、
海外の方となんとかコミュニケーションするときに繰り出される、
文法も単語も「めちゃくちゃ」な英語。
個人的には出川イングリッシュは
全然侮れないなと思います。
それは、英語をしゃべれない中で
必死にミッションをコンプリートするという経験をしたことがあるからです。
イタリア留学の帰路、
パリでトランジットだったのですが
フィレンツェからのフライトが遅れた上に、
シャルル・ド・ゴール空港はストライキで、乗り換え時間が1時間あるかなしか。
フランス語読めねぇよ!
英語の文字ちっせぇよ!
と思いながら、大きなスーツケースを抱えて
ウロウロしていたら、暗くて広い空港で迷子になりました。
ストライキでとにかく電気が消されていて、職員の人もいないので、もう心の中では半泣きです。
とにかく人を見つけて、
チケットを見せて出川イングリッシュばりの英語で、必死の形相で訴えました。
必死さはなんとか伝わるモノで、優しいおじさんが、連れていってくれました。
出発のほんの数分前。死ぬかと思いました。
出川イングリッシュは、
エンタメとしておもしろいです。
でも、あの必死さは、やったことがある人しかわからないよなと思うのでした。
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