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切なる想いがずしんと伝わってくる

Years & Years 「Sanctify」

初めてこの曲を聴いた時は、歌詞をよく理解してなかったにも関わらず涙があふれ出てきました。歌声から伝わる思いがダイレクトに突き刺さってくるような、そんな衝撃を受ける歌でした。

この歌を歌っているのは、Years & Yearsというロンドン発のバンドです。正確にはバンドでした。5人組でデビューしたものの、少しずつメンバーが減り、今はボーカルのオリー君のソロプロジェクトとなっています。有名なバンドなので、詳細は様々なメディアでご覧いただければと思うので割愛しますが、オリー君は俳優としてデビューしたのち、このバンドを結成して、今は俳優と歌手のどちらも精力的にこなしています。この「Sanctify」が収録されているアルバム「Palo Santo」では、オリー君のアイデンティティ(オープンリーゲイとなったこと)に対する並々ならぬ思いや願いが込められた、とても意義深いアルバムとなっています。

Years & Yearsは、エレクトロニカバンドらしいのですが、様々なジャンルが包括されていて、それぞれの曲によって全く雰囲気が異なります。素晴らしい楽曲がたくさんあるのでぜひとも聞いてほしいです。私は2年前のYears & Yearsの来日ライブに行ったのですが、オリー君がとにかくカッコよくて美しくて優しくて、もちろん歌声も素晴らしく、かわいい。もうすっかりオリー君の虜になりました。みなさまのご想像通りかとは思いますが、「Sanctify」を聴いた時には号泣してました。

歌詞を読むと、彼の中のゲイであることへの葛藤や、ある人を愛したことで経験した苦しさが、ずしんと聴いているこちらの心に響いてくる悲しい歌ではあるのですが、込められた願いや大きな愛もしっかり感じられて、とても美しい歌となっています。

オリー君の心の葛藤をこの「Sanctify」を通じて感じながら、自分の中の「愛」について一度じっくり向き合って考えてみるのも、いいのかもしれません。

https://open.spotify.com/track/6vTCTLxLrcJ3MUSouFW6op?si=724a62e615664eaa

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