プラハのドヴォルジャークの家博物館で聴いた曲
初めての海外旅行で訪れた国は、チェコだった。
チェコのプラハで午前中からお昼ご飯を食べ終わった2時くらいまではツアーだったが、その後は自由時間になった。
私は、ツアーに一人で参加していた女性と一緒に、モーツァルトの別荘のベルトラムカに行き、その後、ドヴォルジャークの家博物館にも行った。
初めての海外旅行で、チェコの冬の日没は早いとは知らなかった。私が訪れた日は曇りで、14時半でもかなり薄暗かった。
道に迷いながら、モーツァルトの別荘のベルトラムカに着いたときは薄暗く、その後のドヴォルジャークの家博物館に着いたときは暗かった。当時は、デジカメでなく使い捨てカメラだったので、写真はない。
ドヴォルジャークの家博物館に入ると、ピアノの展示などがあり、室内には、ピアノ曲が流れていた。
チェコ語もできないし、英語もできないから、何の曲かを博物館の人に訊くことはなかった。
しかし、どんな曲だったかは、旋律をしっかり覚えた。
帰国後、博物館で流れていた曲を忘れることはなかった。
何と言う曲なのか、気になり始めた。
今なら、ネットで検索してすぐに分かると思うが、当時は、パソコンも持っていなかったし、ガラケーで調べるという考えは私にはなかった。
銀座のヤマハに行って、楽譜を探そうと思った。
おそらくドヴォルジャークの家博物館で流れていたピアノ曲だから、ドヴォルジャークのピアノ曲だと思った。
ヤマハの楽譜売場でドヴォルジャークの楽譜を見た。頭の中に旋律が残っているから、楽譜を見れば曲名が分かると思った。
その予感は的中し、楽譜を見つけることができた。
ユモレスクの1番から3番だった。
ユモレスクは全部で8曲あり、7番目が有名で、クラシックに詳しくない人でもどこかで聴いたことがある人も多いと思う。
その8曲の中の1番目から3番目までを博物館で聴いたことが分かった。
ユモレスクの全8曲をこちらから聴くことができる。
ドヴォルジャークの家博物館だけでなく、訪れた先で聴いた音楽の印象は結構残っていて、条件反射のようにその曲を聴くと、そこで見たり知ったりしたことを思い出す。
そして、1904年5月1日は、ドヴォルジャークの命日だ。
ドヴォルジャークのことを調べていたら、チャイコフスキーがチェコのプラハを訪れた時に、ドヴォルジャークと知りあったことを知った。さらに、1890年にドヴォルジャークは、チャイコフスキーを訪ねてサンクト・ペテルブルクを訪れたこともあるようだ。
【5月1日の過去記事】
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