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【最近のモスクワ】2023年5月

5月31日のモスクワの日の出時刻は、3:54。日没時刻は、20:59。モスクワは、白夜はありませんが、これから、夏至に向けて、さらに、日照時間が延びます。観光するのに、最適の季節です。
さて、そんな5月のモスクワの様子をまとめました。今回も長くて、5100字を超えているので、お時間のあるときにどうぞ。


街で見かけた日本の物

日本の中古車が大活躍していました。車の住所を見ると大阪府堺とありました。


小学校低学年の子供をもつ母親が子供の迎えに来たようです。

母親の背中には日本のランドセルがあります。

ロシアでも日本のランドセルは大人気です。
他の学校のかばんに比べて、値段はものすごく高いのですが、丈夫ということで、奮発して買う家庭もあります。

この写真を見て、「???」と思った方がいると思うので、いくつか補足説明をします。
モスクワでは、小学校の子供の送り迎えを保護者がします。日本なら、子供だけで登下校しますが、登下校中の治安が心配ということで、送り迎えをする家庭がほとんどです。
小学生の子供は、ランドセルを背負わないの?と思った方もいると思います。これも日本と考え方や習慣が違います。
子供に重い荷物を持たせると成長によくないと考えるため、大人がいれば、大人が持ちます。
私は、自分の荷物は自分で持つように、自分の荷物は自分で用意するようにと思い、姪の送り迎えの時に、そのようにしたら、モスクワでは考え方が違ったようです。夫に話したら、できるだけ大人が持つようにした方がいいということでした。
もちろん、5年生以降の大きい学年になれば、子供たちは、一人で荷物を持つし、送り迎えもしなくなります。
また、保護者の送り迎えがあるので、帰り道にスーパーへ寄ったり、公園で遊んだりなど、結構自由です。
ちなみに、子供たちは、もう夏休みです。8月31日まで3か月以上あります。宿題は、読書だけです。短い夏なので、子供キャンプに参加したり、日光浴を兼ねて海や川で泳いだり、ダーチャで野菜を育てたりなど、日照時間の長い時期に、ビタミンDを蓄えます。


スーパーでは、『鬼滅の刃』や『原神インパクト』のノートが売られていました。ロシア製のノートです。

値段を見ると、他のノートより高いので、そんなに売れない気がしますが、ロシアで原神インパクトのゲームは人気があります。

『鬼滅の刃』もロシア語版で漫画が売られているくらいです。私としては、内容を見ると、あまり流行って欲しくないなあと思います。
日本のアニメは暴力的なものが多いのが気になります。
夫は、アニメを見ただけで日本語を習得し、学校で学んだり、留学したりしていません。その夫も、暴力的なアニメは見ません。

ノート以外は、日本語が書いてあるTシャツやトレーナを着ている人をよく見かけます。
ただ、Tシャツやトレーナーに書かれている日本語を見て、ドキッとすることがよくあります。
例えば、『新宿区』『虎群』『福』『自業自得』『悪』などと、日本語が読めるから、!!!とびっくりするものがあります。ひらがなが上下逆に印刷されている服もありました。

戦勝記念日の飾り

戦勝記念日の前日にザリャーディエ公園に行ったときにあった飾りです。記録として載せます。

新年のイルミネーションに使った飾りを再び使っています。

赤の広場へ入ることはできません。

警備関係の車も止まっています。

この時期に観光に来ると、赤の広場に入ることができなくて残念ですが、考えようによっては、人が入らない写真を撮ることができます。

市内を巡る観光バスも運行中です。

前日も行進の練習をしていました。

客席は、ロシア国旗の色です。

グム百貨店の中も5月9日の飾りつけです。

ニコーリスカヤ通りからの赤の広場です。テントがあり、見えません。

こんな飾りもありました。

5月9日にパレードが終わり、翌日の10日は片付けが始まります。以前は、翌日の片付け時は、赤の広場に入れて、飾りを片付けている途中の写真を撮ることができました。
そのため、午前中に張り切って、赤の広場に行ってみました。
ところが、閉まっていました。

柵の間から撮りました。

せっかく午前中に来たのに、入れず、うろうろしていたら、壁に穴を見つけました。
そこから、撮ったのが次の写真です。

ニコーリスカヤ通りにも行ってみました。

グム百貨店の中を通り抜けて、南側へ移動します。
サッカーチームのディナモの展示がありました。
車をよく見ると、「マツダ」でした。

ディナモ100年の展示のようです。

南側も赤の広場に入れません。

諦めて、ニコーリスカヤ通りを歩いていたら、ロシアの地図のパズルがありました。日本でいう都道府県パズルみたいなものです。

このパズルをやっている人の動画を見つけました。

また、ネットで買えるようです。

これと同じものではないけれども、ロシアの地図のパズルもいろいろ売られています。

パズルが好きな人は、お土産にしてもいいと思います。

旧KGBの前の飾りです。

人が入らない写真を撮ることができました。

ここも柵があり、警官がいて、飾りに近づけなくなっていました。

地下鉄の入り口前の飾りです。

赤の広場から歩いて日本大使館へ行きました。

プロスペクト・ミーラ駅の入り口にも飾りがあります。

地下鉄で移動し、ВДНХへ行きました。

旧KGBの前にあった飾りと同じです。

ここでも新年の飾りの時のものをもう一度使っています。

工事車両の出入りが激しくなったら、警備も緩くなって入れるかな?と思い、再び、赤の広場に行きました。

しかし、午後2時になっても入れませんでした。

5月11日の雨の後

5月11日の雨の後、窓ガラスに虫がたくさん来ました。

いつもはこんなことはないので、「窓に虫がたくさんいる」と私は大騒ぎをしました。

夫は、「虫は、無視して。」とのんきにダジャレを言い、まったくきいてくれません。
私は、何匹いるかなと数えたら、50匹は窓ガラスにいました。

さらに、サンを見たら、またまた虫が大量にいました。義母も騒いでいないから、私たちの部屋の窓だけかなと思ったのが11日でした。

その翌日の12日。ニュースで虫のことが取り上げられました。中には、大量に虫が発生したため、安全サービスに駆除のお願いをした人もいたようです。
そして、前日静かだった義母は、翌日になって虫に気づいたようで、その後は大騒ぎをしていました。

公文

ロシアに旅行に来ている時から、公文の教材が本屋さんで売られていることを知っていました。
私は、公文にいいイメージをもっていないため、ソビエトのいい教育があるのに、公文をとりいれるなんてと思っていました。
最近、100円ショップと言われるフィックスプライスで299ルーブル(約530円)で売られているのを知りました。

これだけの種類があるようです。

アメリカの英語版からの訳のようです。

困っていれば、助け合う

私が歩いていたら、通り過ぎて行った紺色の車。
少ししたら、戻ってきていました。しかも、2人で車を押しています。ガソリンでも切れたかな?と、すぐに思いました。
私の後ろを歩いていた男性が急に走り出して、道路を渡りました。何事かな?と思って見ていたら、その男性は、車を押すのを手伝いに行きました。

反対方向を歩いていたのに、横断歩道を渡って、見ず知らずの人の車を押しています。
ロシア人男性は、こんな風に、力が必要と気づいたときは、手伝いに駆け付けます。
この先に、ガソリンスタンドがあるので、そこまで、車を押して行ったと思います。

土曜日夕方のアルバート通り

5月20日の夜は、「博物館の夜」で、無料で公開される博物館やイベントが盛りだくさんでした。
私も、出かけました。途中、アルバート通りを通ったので、写真を撮りました。

お盆に食べたいものを自分でとっていくスタイルのムームーです。

アリョンカチョコレートのお店もあります。

さらに、グラーブリというこちらもセルフサービスのお店です。

ムームーもグラーブリもチェーン店で、市内のあちこちにあります。早くご飯を食べたいときや、安くすませたいときに便利です。
アルバート通りのお土産屋さんは、ものすごく値段が高いので、あまりおすすめしません。我が家のロシア人は、誰もアルバート通りでお土産を買いません。他の所で買います。

筋トレ

私は、毎日1万歩を目標に歩き始めましたが、夫は、筋トレを始めました。
といっても、初日に、がっつり筋トレをして、その後、ものすごい筋肉痛に襲われて、5日間筋トレができなくなっていましたが。
20歳の時の体重に近づけたいようで、夫なりにいろいろ始めました。
ジムにも行きたいと言い始めましたが、ジムのお金は高いし、夫の性格からして、毎日通うかどうかあやしいので、近所の公園で筋トレをするといいよと言い続けました。
それで、一緒に行って、これなら、どう?と試してもらったら、理想のトレーニング器具だったようです。

またまた、張り切ってやったら、その後筋肉痛で2日ほど休んでいました。それで、いざ、仕事帰りに筋トレをしようといったら、子供が遊んでいて、できなかったと帰ってきました。
ここは、14歳以下は、ダメという場所なのだから、「使わせて」と子供に言って、使えばいいのに、それが言えなかったようです。
まあ、雨が降れば、筋トレができないけれども、夏の間は、なんとかここで筋トレをしてほしいなあと思います。
冬は、難しいだろうから、そうなると、ジムかなと思います。

素晴らしい展覧会

ある時、ネットを見ていたら、広告に出てきた展覧会がありました。
それが、これです。

ロシアのアニメーション110周年の展覧会です。
1912年のスタレーヴィチの虫のアニメーションがロシアアニメーション元年なので、2022年が110周年だと思いますが、昨年はいろいろあり、今年に開催されることになったかなあと思いました。
チケットが、なかなか強気の値段で、行くのをどうしようか考えましたが、平日のチケットが安い時間で、さらに、銀行カードで支払いをし、20%引きで見てきました。
オーディオガイドもチケットに含まれていて、この展覧会は素晴らしくて、4時間も見ました。700枚以上の写真も撮りました。
10月1日まで開催中です。

ВДНХのライラック

快晴の日に撮った写真

快晴の日は、今後の記事のために屋外の写真を撮りに行きます。
目指したのは、3つの駅前広場。
ここは、夫から怖い話を聞いていたため、6年住んでいても、ほとんど行きません。訪れたのは、3回目です。
この写真を撮った後、予想通りのことが起きました。

この写真を撮った後、犬の散歩をしている地元のロシア人女性が、男性にしつこく付きまとわれていました。
一瞬にして、私の警戒アンテナは最大限になりました。
夫は、90年代にこの辺りを歩いているだけで、殴られて、唇を何針も縫いました。90年代は、ソビエトが崩壊して、治安がものすごく悪い時期でした。
今は、そこまで治安が悪いわけではありませんが、モスクワ市内で警戒する場所の1つです。
観光客でなく、地元の人にもしつこくつきまとっています。
ベンチには、ホームレスのような人がたくさん寝ています。
気を引き締めて写真を撮りました。
それで、この写真を撮った直後、別の男性から「おい」と言われました。
私に、言っていると分かりましたが、完全無視です。何度も「おい」と言っていましたが、私が相手にしないので、その男性はどこかへ行きました。
しかし、やはりここは、危険と紙一重であることは変わりないので、撮る予定だった写真をささっととって、その場を離れました。

レニングラード駅
レニングラードホテル
モスクワ地下鉄のカムサモリスカヤ駅
カザン駅
ヤロスラブリ駅

モスクワから、各地に発着するターミナル駅があるので、観光時に利用する人もいると思います。
もしターミナル駅を利用するときは、最大限治安に注意してください。
モスクワ市内の他の場所は、多少ぼーっと歩いていても大丈夫ですが、ここだけは、気を引き締めて歩いた方が無難です。

車では何度も通ったことがある通りですが、初めて歩きました。

3週間前にこの記念碑を見つけました。

中心部は、昔からの建物が多く、適当に歩いていたら、このような建物を見つけました。

テレグラフ(電報)の建物は修復中です。

トヴェルスカヤ通りから見た歴史博物館です。

3月にたまたま見つけた時は、雨が降っていたので、快晴の写真をもう一度撮りに行きました。

ラジオ塔です。

ずっと以前から、ガガーリンの像があるのを知っていましたが、なかなか正面まで行く機会はありませんでした。

この日は、31000歩以上歩きました。

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