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夏の冷たいスープ アクローシュカ

日本で猛暑が続いているようですが、モスクワも30度近くになり、平年より暑い夏になっています。

日本の暑い夏は、冷やし中華やそうめんなどを食べると思いますが、ロシアでは、アクローシュカという冷たいスープを夏に食べます。

これが、我が家で作るアクローシュカです。

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アクローシュカと言っても、世界一広い国土を持ち、それぞれの地方で少しずつ材料が違ったりします。

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今回は、義母が作ったアクローシュカの紹介です。

義母は、いつも目分量で料理を作り、手に入る材料で適当に作るので、正確な個数をここに書くことができません。

とりあえず、必要なものは、
・きゅうり
・ラディッシュ
・ゆで卵
・皮ごと茹でたジャガイモ
・ネギ
・ディル
・ハム
・塩
・クワス(黒パン(ライ麦パン)を発酵させてつくる炭酸飲料)

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別の日の材料の一部です。ラディッシュの数が前回と大きく違います。

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材料をこんな感じに細かく切って、鍋に入れて、混ぜます。

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それをお皿に入れて、

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クワスを注ぐと、

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出来上がりです。

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お好みで、サワークリームやマヨネーズを入れて食べます。

ロシアでは、クワスはペットボトルで売られているので、簡単ですが、日本でアクローシュカを作ろうとすると、輸入されている高いクワスを買う必要があるし、近くに輸入しているお店がなければ、ライ麦粉を発酵させてクワスを作るところからしないとならないので、日本で食べるのはものすごく手間がかかります。
日本に住んでいた時に、クワス作りからして、アクローシュカを作ったことがありましたが、時間がかかり、大変でした。

夏に旅行で来た時に、ぜひ試してみてください。

ちなみに、クワスのペットボトルもいろんなものがあります。

これは、あちこちのスーパーでよく見かけるクワスです。賞味期限も長いので、お土産として日本に持ち帰ることができます。ただし、重量オーバーに注意です。

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これは、クールスク(ロシアの南部の方)のクワスです。

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これは、ロシアのクワスです。パッケージのデザインがロシアらしくてかわいいです。

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こちらは、ベラルーシのクワスです。

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こちらのクワスは、要冷蔵で3日間しか賞味期限がないので、日本に持ち帰ることは難しく、現地で飲むことしかできません。

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メーカーによって味が少しずつ違うので、いろいろ試してみるといいです。

最近は、ペットボトルのクワスが主流になり、タンクで売られている姿を見かけることはほとんどなくなりました。

後にも先にも私は、1回しかタンクで売られているのを見たことがありません。

これは、2016年8月にペトロザヴォーツクという町で見かけました。

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タイヤの上に乗っているクワスは、私が買ったものです。

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