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フィギュアスケートは今シーズンも始まった

ロシア連邦では、毎年9月にロシア代表選手の新プログラム披露会が行われている。

今年は、12日と13日。
ペルヴィー・カナルで生中継されたため、アイスダンス、男子、ペアと見た。女子も見たかったが、私は用事があってリアルタイムで見ることができなかった。後で、ビデオになったものを見た。

アレクサンドル・サマリン選手

個人的に、「ポーリュシカ・ポーレ」が好きなので、音楽が気に入った。

ミハイル・コリャダ選手

男子は、6人滑ったのだが、ラストのミハイル・コリャダ選手は別格だと思った。本人もガッツポーズが出て、納得のいく演技だったようだ。

ペア

ペアもロシア代表はかなりレベルが高くて見ていて楽しかった。これだけレベルが高い中で数年前までロシア代表に入っていた川口悠子さんは、本当にすごいと思う。そして、川口悠子さんのコーチのタマラコーチの門下生は、やはり見ごたえがある。

女子

女子は、ザギトワが出場を辞退したらしい。この大会で滑っていないと今シーズンはロシア代表として試合に出られないことになる。

女子は、6分間練習からコーチの表情を見ているのが興味深かった。何といっても、第1グループの3人は、エテリの門下生が2人、去年までエテリの門下生だったが、今シーズンはプルシェンコの門下生になっている1人。

カミーラ・ワリエワ選手

なんだか難しいジャンプが飛べるという、カミーラ・ワリエワ選手。エテリの門下生。ド素人の私の感想は、ジャンプをぴょんぴょん跳んでいるがそれだけと思ってしまった。

アンナ・シェルバコワ選手

昨シーズンの表彰台3人娘のうち、3位の彼女。同じくエテリの門下生。去年の3人娘の中では、私の中のイメージは一番良かった。点数は低かったが、なんというか好感がもてたのだ。かなり、主観的。

アリョーナ・コストルナヤ選手

22年の北京オリンピックを最後に引退するらしい。引退後は脳外科医を目指して勉強するらしい。そして、プルシェンコ門下に移籍した。選手よりもプルシェンココーチの方が緊張しているなあと思って、プルシェンコの顔を見るのが忙しかった。移籍しても、極端にレベルが下がっていないように思った。(ド素人の意見)

アレクサンドラ・トルソワ選手

彼女もエテリ門下からプルシェンコ門下へ移籍した。アリョーナと同じく、彼女もいい感じだと思った。それよりもプルシェンコの顔が気になって、そちらばかり見ていた。見ていて思ったのが、私の剣道部の先生に顔が似ているということ。それも、現在の顔でなく、私が中学生の時の先生の顔に似ている。年齢も近いということもあると思う。

エリザヴェータ・トゥクタミシェワ選手

彼女はオリンピック出場を果たしたことはないのだが、長く競技を続けていて、毎年、進化していて尊敬する。ミーシンコーチの門下。ミーシンコーチは、あのプルシェンコを育てた人だ。トゥクタミシェワ選手は、スパルタクスを滑ったのだが、衣装も表現力も抜群。

ソフィア・サモドゥロワ選手

ソフィア・サモドゥロワ選手も、ミーシン門下。こちらも表現力がいい。ミーシンコーチの2人がなかなかいい色を出している。


エフゲニア・メドヴェージェワ選手

日露合作映画の「白夜の調べ」の音楽で滑った時から平昌まではものすごく応援していて、2017年には、モスクワ北部で行われた展覧会

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も見に行ったし、グランプリシリーズのモスクワ大会も見に行った。その時に、プレゼントを持って行き、手紙もロシア語で書いたくらい応援していた。彼女は、平昌のあと、エテリ門下を辞めて、カナダのオーサーコーチに師事した。エテリ門下を辞めたとしても、ロシア国内のコーチにつけばいいのにと私は思った。そのため、昨シーズンは全く応援をしなかった。

しかし、先週の水曜日に地下鉄に乗っているときに私の前に座っていたのはメドヴェージェワ選手だった気がして、再び、気になり始めていた。

今回の披露会は、ロシア人ばかりで、ロシア人コーチがみんな支えている。しかし、メドヴェージェワ選手のオーサーコーチはロシア連邦に入国できないため、ウォーミングアップ時もずっと一人。どんなにか心細かったことと思う。
浅田真央選手も滑った仮面舞踏会のワルツのプログラム。ミスはあったけれども、滑り切った。その後、タラソワさんがドアップで映ったが、「真央にはかなわないわ」というような顔をしていた。リンクを出たら、もちろんオーサーコーチはいないし、誰が荷物を渡すかなと思って見ていたら、スマホを渡されていた。「オーサーコーチから」とだけ言われて渡されたのだろう。メドヴェージェワは、スマホを耳にあてて、その後、ビデオになっていることに気づき、驚いていた。カナダは、何時か知らないが、夜中の可能性もある。それでも、ビデオを通じてでも演技を見ていたこの師弟関係に感動した。
メドヴェージェワは、この大会は心細かったと思うから、本当に感動した。

他のショートプログラムのビデオ

今回紹介した以外にも、かなり見ごたえがあるプログラムが多かったので、さらに興味がある方はこちらからどうぞ。

まとめ

今シーズンの女子は、エテリコーチ、ミーシンコーチ、プルシェンココーチとそれぞれカラーがあるから、見ていて楽しみになってきた。
ジャンプをぴょんぴょん跳ぶだけでなく、表現力もあるスケートがやはり好きだ。



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