背中で引き寄せている



中学からの友達とランチに行った話。


ランチに選んだ店は、店内もさほど広くなく
席数も限られていそうだったので
待つかな〜なんて思いながら向かった

が、店内は席に余裕があり
すぐに席につくことができた、ラッキー、


注文して間もなく、ゾロゾロとお客さんが増え
いつのまにか店内は満席に、


駅から少し離れているから空いていたのかな
と思ったが、さすがランチタイム。



少し散歩し、喉が渇いたところで
ちょっとお茶しようか、とカフェへ


ここでも店内のお客さんの数は
ポツ、ポツ、と少なめ

飲み物が手元に来る頃、
振り返ると店内は満席で外に並ぶ列ができていた


"ねえねえ私たちって人を引き寄せてる?"

"背中で引き寄せているよきっと"



今日も私達の会話はしょうもなくて好きだった


大前提に私達が引き寄せる必要もないくらい
知られているお店である、それは確かだ

加えて、
ひとつ目のお店はランチタイムのピーク
ふたつ目のお店は急な悪天候、かなり強めの雨


そう、偶然が重なったのだ、


それでも私達は
私達の背中で引き寄せた、そう言い張る


知り合って12年
これからもこの調子で行こうか、



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