自己紹介の話

noteに自己紹介記事を書きましょう。
とか最初の方に言われたが普通にそんなもの何が面白いんだ!と、昭和爺よろしく平成爺の頭の固い部分が出てしまっていたわけですけど、そもそも、noteの記事一つ一つが自己紹介が山積みになっているわけだし、書かなくていいのではないか?と色々理由や理屈をこねこねコンパイルした結果、やっぱりあった方がいいのではないか?と、思い立って書いてみる事にした。

端的にでも、書いている人がどういう人なのか分かり易い導入はあった方が共感値は高くなるし、
何より「普通のおじさん」っていうのは中々不親切な気がする。
言うほど自分が普通の枠組みに入れていない気もするし。
かと言って「普通のおじさん」で終わっておいた方がシンプルで親しみやすい感じがあるようにも思っている。

まず普通って言葉ってどうなのよ?
それって一介のゲイである人間がそんな簡単に使っていい言葉なわけ?
とか、内なるオネエがぼやき出すんですけど。

確かに俺は「ゲイのおじさん」「音楽好きなおじさん」「おしゃれが好きなおじさん」「漫画描いてるおじさん」「車が好きなおじさん」「マイナーなゲームしか知らないおじさん」「マイナーな映画ばっかり見ているおじさん」には分類される要素があると思う。

でも例えば、「音楽」にしてみても、細かく言うなら俺はただ邦楽ロックを中心に好きなだけで、洋楽は全然浅いし、邦楽ロックにしてみても、とりわけ00年代のダウナー系邦楽ロックに造詣が深いだけ。

それを例えば「音楽好きなゲイのおじさん」という自己紹介文にして、この人aikoとか好きなのかな~と思ったら「椎名林檎は聴いてるけど…」みたいな顔が出てくるのよ!
…aikoは近いか。もっと例えば…浜崎あゆみとか聴いてるとか言われたらもう齟齬が生まれてるじゃん。
音楽って言葉の範囲が広すぎて、「こいつ全然音楽好きじゃないじゃんw」とか言われるのもムカつくじゃん。お前にとっての好きの基準がどこにあるのか知らねえけどこちとら自分の尺度で好きやってんだわ。他人の好きに口出すなんて随分ヒマなのねえ!って言いたい。言われたことないけど。

それを予防してじゃあ「00年代邦ロック好きなゲイのおじさん」とかもう痛い。本当に痛い。インターネット老人会入り。そりゃあ文末に(ぉとか(←とか付けて会話ージェネレーションだもの。もう見てられないわ。好きなものを語っているだけなのに痛々しいなんて切なすぎる。

…と、他の要素も同様の事が起きる。

まあ、これが所謂「出会い」を目的とした交流なら、
入り口で「合わないな」という会ってからの事故を増やさないためにも自己紹介と言うのは必要なのかもしれないとは思うけど。

だいたい出会いの場でこんな煩わしい事考えてる奴なんて陰キャなのよ。
そんなことを事細かに説明しなくてもいいということを必要以上に説明してしまうところもそう。
陰キャカマ野郎じゃないの!終わってるわ!

…だからこそ「普通の」に逃げているってワケ。
もう別にゲイのおじさんだって普通よ。偏屈な音楽しか聴いてないのだって普通。そんなの世界規模で考えたら普通でしょ。知らんけど!うっせえわ(流行を知らなすぎて乗るのが遅いおじさん(←ぉ(殴(爆(((

こうやって逃げて細かい好きや嫌いの話をせず、当たり障りのない、薄っぺらい会話で十分だ…と思っていたら本当に友達が少ない。
どうしよう。助けて~。

というのは3割増くらいで盛っています。

「普通のおじさん」っつーのは、かつて活動したネトゲのギルド内に「普通の人」ってハンドルネームで活動している人がいて、その人の影響です。

普通って何?

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