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利賀村に新名物降臨!&そばの生育中間経過【茶屋のお便り9月9日号】

■ 新名物降臨!その名は

 『カルニタス with そばティーヤ』と『シシニタス with そばティーヤ』です。両方とも利賀村産『茶屋乃蕎麦粉』を100%使用。

メニューの切り抜き。オプションやドリンクメニューも充実

 こちらが降臨されたお姿となります。

『シシニタス with そばティーヤ』。味の感想は後ほど

 利賀村で毎夏開催されている演劇祭『SCOT Summer Season 2024(以下、SSS)』の飲食ブースに『Borracho』さんが出店され、そこで提供されたのが『カルニタス with そばティーヤ』と『シシニタス with そばティーヤ』です。

 要素が多いので、ひとつずつご説明していきます。

■『Borracho』さんについて&試食の感想

 店名の『Borracho』とは「酔っ払い、大酒飲み、飲べえ」といった意味です。SSSに出店されたShojiroさんは同じく利賀村でゲストハウスを運営されています。無類のテキーラ好きで、そこからメキシコ料理⇒タコス⇒地元のそば粉でそばティーヤ、といった流れで新名物が生まれました。

 ゲストに振る舞ったところ、とても評判が良かったようです。そんなことから「よし!いっちょSSSに『Borracho』と冠して出店したろうやないか!」となったとか、なっていないとか。今度ちゃんと取材しに行って正確な情報を改めてお伝えします。

 せっかくなのでゲストハウスのリンクを貼っておきます。建物の内外観や利賀村の自然あふれる写真がたくさんありますので、ぜひ覗いてみてください。それにしてもスコアがものすごい値。コメントを読むと海外からの利用客も多くて、日本の伝統的な風景・様式はそれだけ人々を惹きつける魅力があるのだなと感じます。

 さて、ここでイノシシ肉を使った『シシニタス with そばティーヤ』の再登場です。

『旨旨旨』
GAG福井のひくねとチャンネルさんより

 試食をさせていただきました。写真で見ても伝わるかと思いますが、生地にそば粉がふんだんに使われています。蕎麦打ちの生地を作る要領でこねて、それからプレス機で1枚ずつ丹念に仕上げているそうです。生産者が言うのもなんですが、「もうちょっと加水してそば粉の分量を減らしても大丈夫やない?十二分にそばの風味は出とるよ。」と思っちゃうほど贅沢な使いっぷり。ありがたいです。本当に

 イノシシ肉も旨旨旨うまうまうまでした。下拵えがちゃんとされているのだろうと思いました。生地にボリュームがあるので、見た感じよりもお腹にしっかり溜まりました。お得なツーピースセットもあるので味も量も満足感を得られるメニュー、というのが個人的な感想です。忖度ないよ。

 お客さんの反応を聞いてみると、地元の食材を使っていることに興味をもってもらえて、「どうせならその土地のものを。」とそばティーヤを注文される方が多かったみたいです。

 大人気だったようで、そば粉の追加注文をいただきました。ただ配達が遅れてしまって一時売り切れになっており、申し訳なかったと思っています。でも内心はすごく嬉しい。隠し切れない。

そっかー。そんなに人気なのかー。

 SSSは終わってしまいましたが、さっそく来月の10月26、27日に『新そばを味わう祭り in TOGA』が利賀村に於いて開催されます。そちらにも『Borracho』さんは出店を予定されているので、足を運べる方がいらっしゃいましたら、ぜひご賞味に来てくださればと思います。新メニューの準備もしているそうです。もちろん新そばも食べに来てね。

■『SCOT Summer Season』について

 演出家の鈴木忠志氏が主催する『SCOT(Suzuki Company of Toga)』が毎夏開催している演劇祭のことです。9日間の期間中に延べ7,000人(2019年)くらいの人々が観劇に利賀村へ訪れます。

 演目の間に飲食や休憩ができる施設がありまして、そこで『Borracho』さんがそばティーヤを含め美味しそうなフード&ドリンクメニューを提供されていました。

施設外観 もう片付けが進んでいました。
施設内観(SCOTサマーシーズン2023トラベルガイドより)

 来年はSCOTが50周年を迎え、規模を拡大して盛大に演劇祭が行われる予定となっています。野外劇場において劇中に花火をうちあげる演目もありまして、そんな派手な演出ができるのは利賀村だけのようです。ぜひ大勢の方に来ていただきたいと思っています。

 ちなみに地元の消防団の皆さんが控えていて、事前に散水も行い、備えは万全となっております。いつもご苦労様です。

花火のワンシーン(SCOTサマーシーズン2023プログラムより)

■ 播種後35日経過

 話は打って変わって、当ファームが育てている蕎麦の生育経過の模様です。チラホラと花が咲き始めました。

豆谷地区のそば畑
まだ2分咲きくらい

 播種から70日ほどで収穫期に差し掛かるので、だいたい半分が経過した感じです。80cmくらいまでの丈に成長しました。この畑は順調に来ていると思います。天気予報だと現時点で9月17日まで晴れになっています。好天の内にどれだけ育ってくれるか。たくさんの実をつけてくれるのか。

 電気柵に異常がないかも含め、畑を巡回して見守る日々を過ごしています。収穫が終わるまで緊張感は続きますが、成長の過程をつぶさに眺められるのは幸せな時間です。

おしまい。


 私ども茶屋ファームは富山県南砺市利賀村で主にソバの栽培をしている農業法人です。日頃の農作業や六次産業化の過程、そばを使った料理、蕎麦についての豆知識など色々と発信していこうと思っています。
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文中の画像は「ぱくたそ」さんのフリー画像を使用しています。

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