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冷静さを保つために

 ヘルメットは大事と思いました。(個人的に)

 個人的に、と述べた理由は最後に書こうと思います。ちなみにサムネイルは今日1月2日に富山県総合運動公園で撮った写真です。昨日のことが嘘かのような穏やかさでした。


■ 個人の状況

 昨日(1月1日)は富山市の実家にいましたが、今までに経験したことの無い大きな揺れはあったものの家族全員無事で家屋等々も損傷ありませんでした。富山県で活動しているので、もしかしてご心配されている方がいらっしゃるといけないと思い、念のためのご報告です。余震は続いていますが、津波警報・注意報は解除され公共交通も運転再開されていることから明日利賀村へ戻る予定です。

【追記 2024/1/3】

 利賀村に戻りましたが、家屋に損傷はなく物も特に落ちたりしていませんでした。電気、ガス、水道のインフラも問題なく、道路も谷側がひび割れてカラーコーンが置いてある所が2か所ありましたが往来に問題はありませんでした。


■ 最初に頭をよぎったこと

 富山市は震度5で、何か落ちてきたり倒れてきそうなくらいの揺れでした。最初に思ったのはヘルメットを備え付けておけばよかったということです。

 農作業の無い日はちょくちょく村の土木会社にアルバイトに行っているのですが、作業中は当然ヘルメットを着用しています。ヘルメット着用が習慣づいていると、いざ何か物が落ちてきそうなときに頭部が露出しているのが不安で仕方なかったですね。どうしても手が頭を守ろうとしてしまいます。ヘルメットを着用しておけば不安を1つ消せるし、両手が自由に使えるようになり行動が取りやすくなります。

■ 冷静さを保つために

 逆に考えて、1つでも安心できる要素があれば落ち着いて冷静な判断ができるのではと思いました。何の備えもないと「ああしておけばよかった。こうしておけばよかった。」と後悔ばかりが先に立ってしまいます。

 非常食や水、防災用品を備えておくのは、それらそのものが被災時に有用なのに加えて、不安要素を少しでも減らすことで冷静に「今どうすべきか」を優先順位を立てて行動に移せることにつながるのではないかと思いました。

 自分だけでなく、とっさの動きが難しいご高齢の方や小さなお子さんにまずヘルメットを着けてもらうだけでも、避難行動のやり易さが変わってくるのではないかと思います。特にまだ背の低いお子さんはそれだけ落下物が頭部に当たってしまう危険性が高いです。親御さんとしては自分の意識がだいぶ持っていかれて、思考のキャパシティが狭まってしまうことが危惧されます。

 危機のさなか、人って自分より家族を守りたい、というところに意識が向かうと思います。やっぱり特別な人は特別です。まず大切な人の安全を手当てできれば、一旦落ち着いて次の思考に移れるのではないかと今回思いました。

■ 結局、何が言いたいのか

 備えは大切です。その際に「何があれば自分は冷静な判断が下せるだろうか」という視点で防災用品を見直してみてはどうだろうか、というのが今回言いたいことです。マニュアル通りの物を一式揃えた上で、これがあれば自分は落ち着いていられるという物を備えておくといいなと思いました。あくまで私個人の実体験からの感想です。 

 これは人それぞれだと思います。私は普段からヘルメットを着用する機会があるので「ヘルメット要るな」と感じたのだと思います。他人から見て不要でも自分にはどうしてもこれが必要だというものがあるかもしれません。

 日本では地震はどこで発生しても不思議ではありません。皆様もご留意ください。なにより余震は続いており、今回被災された方々の避難生活は冬本番を迎える中で長引きそうな気配です。これから支援が必要となってきます。私もやれることはやりたいと思っています。とにかく早く日常が戻ることを願っております。

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