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何か知らんけど本を出すことになった話

よくわからないうちにあれよあれよですよ。
少々お付き合いください。


印税ーそれは春の訪れを祝う鳥のような

人は誰しも「あぁお金欲しい」と思ったことがあると思います。

ですがそれは言外に""働かずして""お金が欲しいという「欲望の隠れミッキー」がオリエンタルに含まれており、そのニュアンスならアメリカ人だろうとケニア人だろうと読めて然るべきです。

いわんやそんな活力のないベーシックインカムは未だ存在せず、「狩られる側」の我々はただただ労働にすら感謝しないといけないのであります。

あれだけママとパパに感謝のラップをかましていたZEEBRA氏も、さすがに労働にまで感謝はしてなかったはずです。

そんな社会の奴隷の私に、ある日突然投資メディアさんからお声がかかり、本を書くことになりました。

「これで印税の螺旋階段を駆け上がるんや」と、働かずにお金がゾクゾクやってくると思った私は二つ返事でOKし、ヘラヘラしていたわけです。

前置きが長くなりましたが今回は
・書くことになったきっかけ
・本を書いてみて気づいたこと
・本を書きたい人へ

というラインナップでお送りします。

ちなみに先ほどの「ゾクゾクやってくる」は「金が入ってうれしいぜゾクゾク(震え)」と「続々」を見事にかけたライムであり心を燃やすリリックであることは皆さんの興奮具合からも見て取れます。

はい。

執筆業を甘く見ていた頃のワイ

突然すいません、と言われてもだな

時は遡り2021年の12月末。

その頃の私は、ツイッターでのフォロワー諸氏とUSJに行こうなんて話をしてて完全に空気の抜けた風船状態でした。

そんなある日、いきなりDMが届きました。
何かコラボレーションしませんか、と。

ワイが…?
コラボ…?
ワイが…GLAYで…
あなたがEXILE…?
ウォッウォッウォッ…

送り主は某有名投資メディアさん。
なんで私なのか。選ばれし民なのか。
フォロワー3,000人しかいないのにレミオロメンが1億人から君を見つけたみたいなノリで見つけてくれたのか。

(参考)
粉雪/レミオロメン
https://www.uta-net.com/song/35601/

と、「株クラ界の綾鷹」と思っていた私でしたが、たくさんの人にお声がけしていたようで。そりゃそうですよ。

具体的な理由を聞いたわけではありませんが、投資に関する発信をしていたり、兼業投資家としてある程度の投資実績がある、といった方を探されていたのだと思います。

ここまでの読者の気持ちを代弁する悟空さ

世に晒さないと価値はわからない

出版社さんは以下のツイートなんかをご覧になられたようです。

例その①

当時はツイッターでマネタイズだのフォロワーを増やしたいだのっていうのは何もなく、ただ目の前にあったことをまとめていただけでした。

例その②

なんでもかんでも「世間に晒さないと評価すらされない」ですよね。

抱かれたくないランキングに載ったとて、あなたは多くの人に名前を知られてて、評価の対象に入っているのです。

「あいつダメじゃん」と批判されても、批判すらされない人の方が圧倒的多数なのです。


「アウトプット」の日本語訳を探しています

ツイッターは、画像に文字を書き込めば何文字でも書けますが、短い文章で的確にまとめる+調べたことが正しいかさらに調べる、こういった繰り返しが自分の知識をより深めることになりますよね。

いいねが全然なくても、自分で調べてツイートをした人は何倍も知識を深めているんだなぁと思うと、どんなことでもアウトプットする方が自分のためになると思います。

お前…!刀削麵ばりにそぎ落とすやん!

逆に言うと、今の時代「情報を得る側」にデメリットが多くなってきているとすら思います。

Twitter、TikTok、Youtube、なんでもかんでも手軽に情報を手に入れることができますが、加工オブ加工、短縮オブ短縮、そぎ落としオブそぎ落とされた情報は「分かった気になる」ランキング圧倒的1位です。

1ツイート読んで「はぇーなるほど」と思っても、その理解は一瞬で記憶から消えてしまいます。

また、情報もどんどん希薄化しているので、価値のない情報を価値のあるように思わせるテクニックが乱用されております。インフルエンサーさん()のツイートなんて、その頂点ですよね。

「手軽に情報を得ること」と「アウトプットすること」の理解度は雲泥の差です。

今回、ゼェゼェ言いながら数十ページ書きましたが、やはりその過程で得られる新しい知識や視点というのは、自分で取りにいかないと得られないものなのでした。

「アウトプットの力をなめるなよ!」と睨む飛影

安西先生…出版がしたいです…!

と、出版したからってnoteでこんなこと書いてイキり散らかしてますが、はっきり言ってしまうと今は誰でも電子書籍を出版できるんですよね。

詳しくはキンドル・ダイレクト・パブリッシングで検索です。リンク貼ったで。

電子書籍のセルフ出版をアマゾンで行う方法について
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/

noteやブログをやっている人は、そのまとめを出版するのも面白そうですよね。

出版社の意向もしがらみもないので、気軽に出来るのでは。

なんだよ誰でも印税生活じゃん。


「執筆業」とかいう甘美な香りはまやかし

と、結局のところ「誰でも本を出せる時代」ではあるものの、それが売れるかどうかなんて全く別のお話ですよね

出版社からお声がけ頂いたメリットとしては、出版社側の商流や宣伝ルートがあるということです。

なので、今回私は自分で宣伝したりする予定はありませんし、何より、SNSで集客することに気が引けて、なんかこう、せっかく繋がった人に営業するようなことはしたくなかったんですよね。(ここの解釈はご自由にどうぞ)

そんな中でもわざわざDMくれて読みたい!って言ってくれた人にはもう頭が上がらないし、本当に感謝です。ありがとうございます。

もちろん、個人で出版するなら宣伝は必須なので、それは思う存分する必要があると思いますよ。じゃないと誰も見つけてくれませんからね。


まとめ

・なんかいきなりDMきた
・アウトプットぱねぇ
・誰でも出版できる時代だよ

大変な作業でしたが、サラリーマンという安定した仕事の中、こういった世界で戦っている人と少しだけ同じ空間に居られたことは、とても素晴らしい経験でした。

おしまい