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オンライン時代に効く、インナーブランディング動画

こんにちは。ピープル&ブランド本部 BX部 クリエイティブチームに所属しているオオクラです。
新型コロナウイルスが蔓延して、約1年7ヶ月経ちましたが、Chatworkでは現在もリモートワークを全社で行っています。リモートワークが続くと課題となるのが社内のコミュニケーション不足。Chatworkではこの課題を解決し、社内のエンゲージメントを高めるべく、インナーコミュニケーションに特化したメンバーを新たにBX部に迎え入れました (詳細は後日担当が記事を出すのでお楽しみに!)。

全社的にリモートワーク体制を敷いているので、全社の集まりも必然的にオンラインになります。今回私が半期に一回のオンライン全社集会で動画作成を担当したので、なぜ動画を制作したのか、なぜ内製したのかをこの記事でお伝えしていければと思います。

URL: https://www.wantedly.com/companies/chatwork/post_articles/300126
※ 以前のオンライン全社集会「Cha会」に関してはこちらの記事でも記載されていますので、是非見ていただけたらと思います。

※ インナーブランディングとは
インナーブランディングとは、企業理念や価値を定義し、自社の社員に対して浸透と共感を促す活動を指します。社員一人ひとりが理解・納得した上で意識変革・文化変革をしていくことです。

なぜインナーブランディング目的で動画を制作するのか

世間がイメージする「全社集会」は、代表者がプレゼンしたり、表彰を行ったりするのが一般的だと思います。Chatworkの全社集会ではプレゼンのライブ配信などの他に、インナーブランディングの手段の一つとして動画を多用しています。動画という表現手段をとることで、会社が目指している価値観や、社員に訴求したいことをを短い時間で直感的に伝えることが可能になるからです。

動画の役割として、以下のような点が挙げられます。
・イメージを明確にすることができるので、伝わりやすい、記憶に残りやすい(情報量の多さ)
・ 社員が制作・出演することで、今まで関わりがなかった人を知ることができる

それぞれ解説していきます。

イメージを明確にすることができ、伝わりやすく、記憶に残りやすい(情報量の多さ)

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映像は視覚からだけではなく、聴覚からも情報が受け取れます。これにより、イメージを明確にすることができます。
実際に、動画で経営者や社員に出演してもらうことで、「テキストや画像のコンテンツ」よりも、人柄やその場の雰囲気をリアルに伝えることができるため、視聴者の感情的な部分を刺激し、親近感を持ってもらいやすくなります。また、テキストや画像よりも世界観が作りやすいので視聴者を引き込みやすくなります。

動画であれば視聴するストレスも低く、文字だけでは伝わらない空気感や人間味まで表現可能なため、訴求したい情報や内容の浸透が早くなります。
またライブ配信と異なり、あとで見返せることもメリットです。

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社員が制作・出演することで、今まで関わりがなかった人を知ることができる

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動画を内製することにより、エンゲージメント(愛着心)を高められると共に、コロナ禍で在宅ワーク中なため、直接会えていない、入社した方や在籍している社員を繋ぎ、人を知る機会を作ることができます。
実際に今回は新卒入社のメンバーに出演してもらいました。

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制作時は、普段の仕事では関わりのないメンバーだったこともあり、静かで大人しめだった印象なのですが、カメラを回してからは台本の人物に成り代わって、演技がとても上手だったという「知らなかった一面を知る機会」がありました。
また、全社集会が終わってからのリモート懇親会では「映像に出てた〇〇さんですよね」という話で話題になったりして、部署以外のメンバーにも名前を覚えてもらえる機会がありました。
上記の様に、今まで関わっていない社員同士のコミュニケーションをきっかけを作り出すことができます。

このように、「短い時間で大勢の人に直感的に世界観を伝えられる効果」の他に、「社内のコミュニケーション不足を解消する効果」も期待できます。

インナーブランディング動画制作のポイントや注意点

実際に動画を制作する際には以下ポイントを注意してみてください。

共感できる内容にする
表面的な言葉を並べたり、一部の人にしか伝わらないものではなく、理
念やビジョン、想いをできるだけわかりやすい言葉に置き換えれば、全
社員に共感してもらいやすくなります。

コンセプトに沿って動画で訴求したい内容を明確にする
今回の全社集会のコンセプトは「一人ひとりが作る、これからの未来」でした。このコンセプトに沿って、動画も一人ひとりがChatworkの未来を作っているのだという使命感を刺激してモチベーションを上げる演出を意識しました。「誰」に「何」を訴求したいか明確にすることで、視聴者に内容がストレートに伝わり、理解してもらいやすくなります。

周囲の社員への気配り
社内の協力があってこそ成り立つコンテンツなので、社員への気配りや配慮を忘れずに社内の賛同や協力を得るようにしましょう。

内部や外部の人の目に触れることもあるので個人情報や権利関係には注意する
意図しない形で、社外の人も見てしまうリスクもなきにしもあらずなので、著作権等の情報には最善の注意を払いましょう。

ちょっと頑張りすぎを目指す!?
想像を超えるようなものを見せると社員の方も驚きます。クオリティを上げればいいということではなく、コンテンツや動画の見せ方を工夫して、社員の想像を超える形のものを作成すると、社員に喜ばれます。

会社の「らしさ」をコンテンツの中に散りばめる
積み上げられてきたカルチャー(「この会社の人たちであればこういうところで盛り上がってくれるだろう」とか、「コメント盛り上がるだろうな」とか) みんなの顔を想像しながら作っていくと、一人ひとりに向けたコンテンツを作っていけます。

動画制作もインナーブランディングの一環であることを意識しながら作成することで、作り手側もワクワクしながら、みんなのことをイメージして制作ができると思います。それによって、視聴者が思っているものよりも想像を超えるものができるのではないでしょうか。

まとめ

リモートやオンラインが増えた今こそ動画を活用することで、会社が目指している価値観や社員に訴求したいことを短い時間で直感的に伝えることができます。動画という手段は会社へのエンゲージメントを高めたり、社員同士の交流を活発にさせたりする効果があります。試しに動画を活用して、会社が目指している価値観や社員に訴求したいことを伝えてみるのはいかがでしょうか?

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