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インターンシップってどうやって選んだらいいの?

こんにちは!Chatwork採用広報の安田です。
みなさん、今年の夏は何をしますか?旅行に行きますか?おうちでのんびりしますか?それとも、バリバリプログラミングするぞー!って思ってますか?

バリバリプログラミングをしたいあなたへ、Chatworkでは今年もエンジニアサマーインターンシップを実施します!夏の予定が盛りだくさんのあなたにも、今年のインターンシップは2ターム制なので都合に合わせて参加しやすくなっていますよ☆

そもそも、インターンシップに応募するハードルが高いなって思いましたか?どんな軸でインターンシップを探せばいいのか分からないし、自分のスキルに自信がなくて、応募ボタンが押せなかったり…。そんなあなたのために、Chatworkのサマーインターンシップに参加して入社したメンバーのインタビュー記事をお届けします!

記念すべき第1回のテーマは「インターンシップの選び方」
各社サマーインターンシップ参加者を募集し始めているタイミングですので、Chatwork以外に応募する際の参考にもなれば幸いです。

本記事は2020年実施のサマーインターンシップについての内容です。今年のプログラムでは変更になっている部分があるのでご注意ください。


今回話を聞くのはこの人!

鈴木 大智さん
日本大学大学院 理工学研究科 数学専攻を修了後、2022年新卒としてChatworkに入社。プロダクト本部 プロダクト開発部 チームGEAR所属。「Chatwork」と外部サービスを連携するためのシステムの開発・保守・運用を担当している。

左が鈴木さん、右が私(安田)です

Q.現在の業務を教えてください

Chatwork APIやOAuthを用いた外部サービス連携を行うシステムなど、ビジネスチャット「Chatwork」と連携する外部サービス周りの保守・運用をしています。外部サービスと連携している関係上、連携先のサービスに仕様変更があると「Chatwork」側のシステムもある程度それに合わせる必要があったりしますし、利活用が進む中で今まで認知されていなかったバグが発生したりすることがあります。なので外部サービスの影響や、ユーザーさんが利用しようとしたときに異常が発生しないように開発や、保守運用をしています。そのほか、会社の中期経営計画の実現に向けた新規機能の開発もしています。

Q.学生時代はどのように過ごしていましたか?

元々は教員を目指して大学に進学をして教職課程を履修していたんですが、教員に対して抱いていた理想像と現実との乖離を感じてしまい、綺麗事だけじゃやっていけない現実にぶつかりまして挫折しちゃいました(笑)。

大学の学部生の時にも就活はしていたんですが、教員を目指すか一般企業への就職をするかで進路に迷っていました。それに私が在籍していた学科の特性上、学部生は勉強をするだけに費やしてしまい、研究ができなかったもどかしさもあり、就職するのは今じゃないなと。じゃあ何をするんだって考えたときに、「研究」をすることに興味が出て、大学院に進むことにしました。

大学院では「深層学習の画像認識・分類技術による作物の品質判定の自動化」に関する研究をしていました。元々私が所属していた研究室ではキャッシュヒットの効率化やネットワーク分析といった、いわゆるコンピューターサイエンスに関する分野を扱ってたんですが、私が入った年度に深層学習が話題になったこともあり、新しく研究することになった感じです。

Q.教職志望からエンジニア志望に変わったんですね

はい、そうです。もともと先生を志したきっかけは、数学嫌いを克服させてくれた先生に憧れたっていうのがあって。その先生の教え方がすごくうまくて、話を聞いていてわくわくしたんですよね。それで私も数学が面白く感じられるようになったので、生徒に数学の楽しさを伝えられるような先生になりたくて、教員を志望していました。

でも大学で学んでいくうちに、わくわくさせたり、自分が発揮できる力で誰かの役に立つことができるのは、先生だけが実現できることじゃないよなって気付いたんです。エンジニアっていう職業でも、プロダクトを通して人を幸せにできるよなと。それでエンジニアを目指そうと思いました。

なので本腰を入れてプログラミングを始めたのは、割と遅い方だったと思いますし、ほぼ独学でなんとかやってました。

Q.インターンシップ参加当時のプログラミングスキルはどのくらいでしたか?

私は全然ダメダメなタイプだったと思います。エンジニアの業界って小さい頃からコンピューターに触ってるとか、大学に入ってから何個もプロダクトをリリースしました、みたいな人がゴロゴロいるんですよね。

その点でいうと私は研究室内でサーバーを構築したり、自分が研究に使うためのプログラムを書く程度しかやったことがありませんでした。あと数学科出身なのにアルゴリズムの知識もちょっと弱いよなって感じていたり。なのでスキルに関してはあんまり自信がありませんでした。

むしろ自分の強みとしては人とコミュニケーションを取って、意見を引き出したり、合意形成を助けたりして、チームをうまくまとめるみたいなところかなと思っています。

Q.ではインターンシップ参加は、学びたい側面が強かったのでしょうか?

そうですね。あくまで数学科にある研究室という特性上、エンジニアリングに強い先輩に出会ったり、そういった人から学ぶ機会に恵まれなくて。実際に現場で働くプロの人から学びたいなと思っていました。

それに研究室での開発は個人プレイ的な部分が強かったので、インターンシップに参加してチーム開発を体験することで、エンジニアとして働くイメージを掴みたいという目的もありました。

Q.インターンシップはどうやって探したんですか?

気になる企業のTwitterの公式アカウントを見てインターン情報がないかチェックしたり、LabBaseさんみたいなエンジニア特化の就活サイトに登録したり、サポーターズさんとかキャリアセレクトさんのエンジニア系限定の就活イベントに参加したりしてましたね。あとはWantedlyさんを見ていた記憶があります。逆に大手就活サイトみたいなところはあまり見なかったです。

LabBaseさんみたいなスカウト型のサイトに登録するときは、自己紹介を充実させるのはもちろんですけど、GitHubのアカウントがあるならそういうのも載せておくといいと思います。

Q.いろんなインターンシップがあったと思いますが、選択の軸はありましたか?

期間が長くて、インターンシップ期間が終わってからも活用できるような経験が積めて、働く環境や組織のカルチャーが分かる、というところを重視しました。期間が長いっていうところが結構重要な要素で、私の体験では1dayみたいな短いものだと、半日を会社説明に費やすところも多くて選考のワンステップみたいなイメージが強かったんですよね。期間が短いとエンジニアになるイメージも組織の雰囲気も分かりづらくなっちゃったんです。

インタビュー中の鈴木さん(社内では"すだちさん"と呼ばれています)

Q.研究内容とChatworkに関連性がないように感じましたが、深層学習に関連したインターンシップには参加しなかったんでしょうか?

今でこそChatGPTなどAIをサービスのレベルで利活用するプロダクトが出てきていますが、私が研究していた当時は、深層学習の特に画像認識の分野は、基本的にはエンターテイメントのレベルだったと思っています。なので機械学習エンジニアとしての将来はあんまり考えていなくて。

それに機械学習エンジニアというと、ソフトウェアの中の一部分に関する技術のプロという感じがするんです。それよりも、まずはシステムやアプリケーション全体を把握することができるアプリケーションエンジニアとしての経験を積んだほうが、将来性があるんじゃないかと思ってました。

Q.ではChatworkのインターンシップに応募しようと思った理由は何でしたか?

学びもありつつチーム開発の経験も積めそうですし、長期間なので会社の雰囲気も知ることができそうだったので、私のインターンシップ選びの軸にしっかりマッチしていました。

あとは選考中の対応がすごく丁寧だったのが印象的でした。まだ選考時点の学生に対しても、配慮とか敬意みたいなものが感じられましたし、実際に参加した時もそのイメージ通りだったので、組織風土として根付いてるんだな〜と思いました。

Q.実際に参加してみてどうでしたか?

私が参加したのは2020年のインターンシップで、その頃にはすでにコロナが流行っていたので、フルリモートでの実施でした。でも、インターンシップに参加している他の学生や社員の誰かと話したいとき用にGoogle meetの部屋を用意してくれていたり、何か聞きたいときに気軽に呼べるような仕組みを整備してくれていたり、同期+非同期コミュニケーションの経路をしっかり作ってくれていたので、やりづらさはなかったです。

Q.参考になったプログラムはありましたか?

当時の講義名を正確に覚えていないのですが「チーム開発の心構え」みたいな講義ですね。チームメンバーとはいえ、他人と一緒に開発を行うので、お互いに気持ちよくコミュニケーションをとりたいですよね。謙虚でいましょう、一緒に働く人に尊敬を持ちましょう、メンバーには信頼を持って接しましょう、っていうHRTの原則を学びました。自分の強みもコミュニケーションの部分にあるなと思ってたので、すごく参考になりました。講義内容が組織にちゃんと根付いているなという感じがしたので、納得感もありました。

Q.技術系の講義についてはどうでしたか?

プログラミング歴が浅いというのもあって、正直聞いた当時は理解が追いつかないところが多かったです(笑)。

インターンシップで利用されている技術スタックの話とか、ソフトウェアアーキテクチャとして採用されているドメイン駆動設計(DDD)の話があったんですが、「ふ〜ん、そんなものがあるのか」くらいの気持ちで聞いていました。でもこれってある程度仕方なくて、実際にチーム開発するうちに初めて「これってこういうことだったのか!」みたいにじわじわ効いてくる知識だったりするんですよね。

それに一発で分からなくても、追加で「おかわり勉強会」という機会を設けてくれたので、そういうのを重ねるうちに理解できるようになりました。

Q.インターンシップ参加の目的は達成できましたか?

9割くらい達成できたなと思います。残りの1割はコロナ禍でオフィスの様子が見れなかったというところが残念だったのですが、あとからオフィス見学会やインターンシップのメンバーとリアルに対面しての懇親会の機会も設けてもらって、しっかりフォローがありました。

エンジニアとして働くイメージもできて、チームとして設計したり、モデルについて議論したり、信頼できる人たちと業務を分担して、それらを最後に組み上げたときにバチッとはまるところが楽しかったです。もちろんインターンシップ中でさえ、ついていくのがやっとだったので、エンジニアになったあともかなり勉強しないといけない部分は大変そうだなとは感じていましたが(笑)。

実は「Chatwork」というサービス自体はアルバイトで使っていて、「このサービスってもうやることないんじゃない?」って正直思ってました。エンジニアの人って何してるんだろって。でもインターンシップに参加して会社の内情を見てみると実際はそうではなくて、課題とか改善すべきところはいっぱいある、そしてそれに向き合うためにすごい人たちが頭をフル回転させて取り組んでいることが分かって、そこに自分も入りたいなと思いました。

Q.インターンシップに参加しようとしてる学生に一言お願いします。

講義のプログラムを見て尻込みしちゃう人もいるかも知れないんですが、私みたいにソフトウェアアーキテクチャが分からない状態で参加しても大丈夫だと思います。講義の中でしっかり教えてもらえますし、分からないところはちゃんと質問する意識を持つことが大事ですし、そういった機会もたくさんあります。

分からないから怖いと思うよりも、分からないからトライしてみようと考えてみてください。参加してこその学びがあると思うので、ぜひ心理的なハードルを低くして応募して欲しいなと思います。


最後に…

いかがでしたでしょうか?みなさんのインターンシップ選びの参考になれば嬉しいです。ちなみにChatworkのサマーインターンシップはすでに募集開始しているので、是非チェックしてみてくださいね!

次回の投稿は5月半ばを予定しています。お楽しみに!

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