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復活の不思議

春は生命力と不思議に満ち溢れた季節だ
冬の間骸骨のようになった木々が一気に目を覚ましだす

シアトルは今日はマイナス10℃
寒くても花を咲かせていたサルビアがとうとう枯れてしまった
昨日まで元気に咲いていたクリスマスローズがぐったりしている

このクリスマスローズにはハチドリがよく蜜を飲みに来る

こんな寒さが続いていても春の予感は庭のあちこちにある
赤い小さな蕾を付けるしもつけ
シアトルには栃木県出身のしもつけが至る所で咲いている

ハイキングコースでもよく見かけるしもつけ
シアトルの環境が合っているのだろう

冬が来て、植物たちは死んだように眠り(いや、一度死んでいるのだろうか?)
春が来ると再び芽を出し葉をつけ、花を咲かせる
夏は太陽に顔を向けその手を伸ばす
秋が来れば実を付け、葉を落としまた冬に備える

マイナス気温が続いても花を咲かせ続ける強靭なキャンディータフ

冬が去り春が来る当たり前のサイクル
でもこの【当たり前】の中で魔法のような出来事が次々に起きているのを
ガーデニングを始めてから目の当たりにするようになった

私達の生活は魔法に満ち溢れている
その魔法を見落としたくなくて、私は毎朝庭に出る

紫陽花は枯れても姿が美しいと思う

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