夢 ( 第四夜 )
近所のおせっかいおばさんが祖母を連れ出しにやってきた。
わたしは2階の自室に居たが、慌てて下に降りる。
祖母は認知症やら持病が色々あって、家族以外との外出は難しい。
うっかりついて行かないように止めるために、1階に降りたのだが...
祖母の部屋の掃き出し窓の外にはおせっかいおばさん。
窓は開いていて、カーテンが揺れている。
だが、肝心の祖母の姿が見えない...。
キッチンから誰かの声がする。
そっちに向かってみると、祖母と見覚えはあるが名前が思い出せないマダムがキッチンで料理をしている。
タケノコの炊き込みご飯と天ぷらを作ってて、ちょうど出来上がったようだ。
とてもいい匂いがする。
おせっかいおばさんの事はもう忘れて、祖母とマダムが味見をしてみて?と小皿に乗せて出してくれた。
とても美味しくて3人で女子会のようにはしゃいだ。
そこで目が覚めた。
あのキッチン...建て替える前のキッチンに似てたな。
しかし、ごはん美味しかった。
おなかすいた。
そんな1日の始まり。
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