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趣味「紅茶」-Tea textbook01-

ゆるくはじめるTEA LIFE
【Part1:基本の道具】

   ☞このPartでは、ゆるくTEA LIFEをはじめるにあたり、紅茶を楽しむ為に必要な道具について解説をしています。

   紅茶を淹れる道具には、目的に合わせて色々な種類があります。
形やその素材にまで目を向けると、とんでもない数に出会うことになり、初めて紅茶の世界に入る方には「一体なにが良いのかわからなくなる」ことがあります。
そこで、ゆるくTEA LIEFをはじめるにあたり、まずは何が必要なのか?どうしてそれを使うのか?を整理しながら解説していきます。


▷Chapter1
実はかんたんにはじめられる、TEA LIEF

   まずは解説をはじめていくにあたり、「-Beginner-」では、主役の使用する茶葉は、ティーバッグ(TB)タイプを想定しています。
「TB?」っと思われたあなた、侮るなかれ!また別のPartで説明はさせて頂きますが、価格が安い=味が落ちる/価格が高い=美味しい、では決してありません。
茶葉に限らずどの食材でも、最終的にそれを「調理する人の扱い方」ひとつで、出来上がりの味は大きく左右されます。
また、既に知ってますという方も、いま一度基本の見直しと位置付けて、まずはその食材の扱い方、基本のところを確認していきましょう。
とはいえ、包丁を使って魚や肉を捌くという様な難易度の高い技術が必要なのではなく、少しポイントをおさえるだけなので、誰でもかんたんに淹れることが出来ますから安心して下さい。
   そして別のPartでは、ちゃんとリーフタイプ(LT)での「淹れ方」も順番に解説をさせて頂きます。

   さて、これから順番に紹介をしていくのですが、実はたった3点の道具を用意するだけで、かんたんにTEA LIEFをはじめる準備が出来きます。
もし既にお待ちのもので対応が出来るのであれば、準備はほぼ整っているといっても過言ありません。あとは「使用する道具の目的と理由」を理解し、【 Part2:正しい淹れ方】を真似してやれば   TEA LIEFのはじまりなので、まずはじっくり確認していきましょう。

   さあ、いっしょにTEA LIEFをゆる〜くはじめていきましょう。


▷Chapter2
これが、TEA LIEF -三種の神器-


❶ティーカップ&ソーサー
   背丈は低く飲み口が薄手で広い。内側は白いモノを選ぶ。そして、取っ手部分がしっかりしていてソーサーがついているモノ。

☞1)紅茶の香りをより豊かに楽しめるのが、この形状。内側が白いことで、水色(すいしょく)を確認することが出来る。そして、薄手であることで飲み口がすっきりと茶液を口の中にダイレクトに流し込むことが出来る。
☞2)取っ手は高温の紅茶を楽しむ為。ソーサーは、TBを淹れる際の蓋の代わりに使用することも出来る。

ティーカップ&ソーサー

☆気軽に紅茶を楽しみたい人こそ、実はソーサー付きのカップを自分用に一脚は用意してほしい。
実用性は勿論、お気に入りの柄なら、いつでも簡単にちょっとしたTEA TIMEを楽しむことが出来るから。
ただあくまで最初は、ご自身が楽しむ事を最優先するのが大切ですから、次に紹介する❷マグカップでもまったく問題なしです。
   ティーカップを選ぶ際は、ブランドなどは気にせずに、ご予算に合った好きな色や柄で選んでもらったら良いのですが、どうしても迷っちゃうという方は、彫刻の入った白いものがオススメです。
どの紅茶にも合うのは勿論、テーブルコーディネートがしやすい上に、どんな雰囲気にもマッチします。

❷マグカップ
   日常的に、カジュアルに紅茶をたっぷりと楽しみたい人は、お気に入りのマグでどうぞ。
その際は、別に専用の蓋、もしくはソーサーやコースターを用意する事をお忘れなく。

☞1)❶でのソーサー同様に、ティーバッグで紅茶を淹れる際は蓋がわりとして利用をします。

マグカップ


☆カジュアルに楽しむことが出来るマグカップ。
別素材のソーサーやコースターを上手く使えば、上級者のテーブルコーディネート・テクに早変わり。ミルクティーやチャイは、こちらでガブガブと飲んだ方が美味しかったりします。
日常使いこそ、自分らしく楽しみましょう。

❸やかん
   短時間で沸かすことが出来る熱伝導の良い素材のもので、丸型がおすすめ。

☞1)美味しい紅茶を淹れるポイントの1つが、「水の中の空気をなるべく失わないように、沸かす」こと。伝導率の観点からだと、銀や銅素材のものがオススメ。

※熱伝導率(数値が高いのが伝導率が良い)銀/428 銅/403 金/319 アルミニウム/236 鉄83.5 ステンレス/15

やかん


☆銀や銅素材のものは、お気軽に購入出来るものではない。そして、オススメしないのは鉄で、こちらは紅茶に含まれるタンニンと結合して水色を悪くしてしまう。
となると、すぐ手に入るステンレス製となるが、現代社会だとティファールといった電気ケトルがこの問題を解決してくれますので、利用してみてください。

❹(砂)時計
   時間を正確に計ってくれるものであれば、キッチンタイマーや、スマホのタイマーで充分。

☞1)こちらも、美味しい紅茶を淹れるポイントの1つで、「抽出時間を正確に計る」必要があるから。意外と見落としがちなところなので、しっかりおさえましょう。

砂時計


☆ただただ砂の落ちていく様を眺めながら、茶液が抽出されるのを待つ時間も、なかなか素敵ですよ。時間を計測するアイテムとして、砂時計やタイマー、最近なら色々なスマホアプリがありますが、ゆるい時間を過ごすのを助けてくれるアイテムとして、一度お気に入りを探してみて下さい。


▷ Chapter3
TEA LIEFをより楽しむ-その他の神器-

   ここからは、「最低限揃えておくとよい基本のモノ」として、更に TEA LIEFを楽しむ為の道具の解説をしています。一度に総てを揃える必要は決してありません。
TEA LIEFの楽しみ方の幅をひろげたくなってから、お気に入りのものを1点ずつ見つけていってください。それも楽しみ方のひとつなんです。

❺手鍋

   チャイやロイヤルミルクティーを作るときに使用する。おすすめはホーロー鍋。

☞テフロン鍋など他の素材のものは、長く使い続けると、錆や被膜が剥げたりすると香味や水色が悪くなる。

片手鍋


☆錆や被膜が剥げたりする前に、鍋を買い換えるのなら、テフロン加工のものでも問題はないが、素材によってはメンテナンスも必要になるので、「煮込み系」の茶をよく楽しむという方は、手間なども考えると、実はホーロー鍋の方がお手軽ですよ。

❻ティーポット
   お湯を注いだ時に、香りや味をより引き出す「ジャンピング」がしやすい丸い形のモノが良い。
素材は耐熱ガラス製。可能なら陶磁器製と両方あれば便利。

☞理由は次の【Part2:基本の淹れ方】で解説。
容量は、2〜3杯なら600ml、5〜6杯なら1,000mlを目安に。

ティーポット

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