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「地方から情報を発信し続ける意義と意味」を自分に重ねてみる

まずは @luccafort さんのこちらの記事を読んで下さい。

ご存知の方もいるかと思いますが、ぼくは香川で何かしらしたい(した)ので、感じるモノがあり、つらつらと書こうかなと。


ざっくり自己紹介

{
    "name": "ちゃちい",
    "twitter": "@chatii",
    "orgs": ["フリーランス"],
    "skills": ["PHP"],
    "roles": [
        "PHPカンファレンス香川実行委員長",
        "PHP Lovers Meetup 主宰"
    ],
    "hometown": "東京",
    "live_in": "横浜"
}

https://x.com/chatii

東京生まれ横浜住みでPHPカンファレンス香川の実行委員長です。なぜ香川なのかは以下記事を参照ください。

香川でコミュニティを作りたい、広めたい

日本で最も小さな都道府県、香川県は四国の北東部に位置します。人口は91万9587人で都道府県別人口順位は38位と一見少なく見えますが、人口密度では10位の京都府に次ぐ11位となっています。

出典: 香川県推計人口及び人口移動(令和6年5月1日現在推計)
人口推計(2023年(令和5年)10月1日現在)

PHPカンファレンス香川2024に、県外から参加された方は「高松、意外と街だな」って思ったかも知れませんね。

とはいえ、やはり地方であるため、PHPカンファレンス香川の開催を決めた時の不安点は「地元の参加者はどれくらいいるだろうか…」でした。

結果としては、意外と参加者が多く安心しました。そして今、次回以降や、勉強会のような小さい規模だとどうなるんだろう…。将来は…?と、おそらく常につきまとう不安が発生しています。

そんな今のぼくに、luccafortさんの記事は心に響くものがありました。

「し続ける」とは立場が違うけど、「わかる〜」

luccafortさんの記事は、すでにコミュニティ活動をしている中での思い・考えだと捉えています。それは、ぼくからすると先駆者の言葉なんですが、だいたいが「そうだよな〜」「そうなるよな〜」って思いながら読んでいました。

ぼくが香川でやりたいのは、単純に「エンジニアが集まる場があったら楽しいじゃん?楽しかったから香川でもやろう」ってことなんですが、そこに至るための課題は、「地方から情報を発信し続ける意義と意味」と照らし合わせていくと見えてくるなと。

luccafortさんはコミュニティイベント参加者が集まらないことへの仮説として、以下のように書いています。

- Ruby/Rails の若いエンジニアの関心が薄れた
- 興味を持ってくれる熱意あるエンジニアが東京や地元に引っ越してしまった
- 関西のWeb系企業の元気がないことがコミュニティ活動にも影響している
- KyotoLTみたいな特定の技術によらない勉強会がもっと必要
- 地方で単一言語のコミュニティ活動をするためのパイが少ない

地方から情報を発信し続ける意義と意味 - おうさまのみみはロバのみみ

この中からいくつかピックアップして思ったことを書いていきます。

「若いエンジニアの関心が薄れた」「熱意あるエンジニアが東京や地元に」

前述した通り、「香川にエンジニアおるんか…?」状態なので、むしろこの悩みになるくらいが良いですね(???)

ええと、もうちょっとまともなコト書きましょう。

若いエンジニアの関心について。これは本当に個人的な感覚なんですけど、「今からPHPやるぞ!」って若者は本当に存在するのか?ってオジサンは思ってます。フリーランスって立場なので、あんまり世の中の会社さんの現状わかってないんで、現実は違うかもしれないですが。

そもそも、現代の若者がその言語を選ぶモチベーションがわからない…。もしかしたら「コミュニティのイベントがある」ってことが一つの理由になるのかもしれないですね、などと都合よく考えたり。

熱意あるエンジニアの話。PHPカンファレンス香川は、香川出身のエンジニアがUターンするようなきっかけになったらいいな、とも思っています。あるいは、香川を知ってもらって移住を考えたり。

「Web系企業の元気がないことがコミュニティ活動にも影響」

まあ、ご想像の通り、香川にWeb系企業は非常に少ないわけで。(もしこれを読んでいる香川のWeb系企業さんがいたら存在をアピってほしい)

地元企業が元気であれば、ぼくのような個人主導のイベントだけでなく、企業主導のイベントが産まれる可能性がある。東京みたいに、コミュニティに理解があったり、会場提供できるような企業がたくさんあればいいけれども。

仮に企業がたくさんあったとしても、結局のところ人材がよそへ流れ出ては元も子もないですけどね。どうすればいいんですかね。

実現できるかどうかはさておき、ぼくが香川で起業し、エンジニアを雇用する…っていうのは考えたりするんですが。ビジネス下手なのですよね。得意な人にやってもらいたい。

「特定の技術によらない勉強会がもっと必要」「地方で単一言語のコミュニティ活動をするためのパイが少ない」

これはほんとにそう。いや、"PHP"カンファレンス香川を主催している人間がいうのもなんですが。

なぜPHPに絞ったかって、ぼくがPHPerだからなんですよね。「好きな人が好きなことを題材に主催すればいい」と思っていて、じゃあぼくが「はやってるしGoのイベント主催するぞ」っていうのは違うと思うんですよ。熱意って大事。

この件、「ニッチだからこそ継続できる」というのもありそうだし、「継続しているイベントがあるから他も発生しやすい」になるかなって。例えば、例えばですよ。PHPカンファレンス香川やってるらしい…からの「またOSCを香川で」ってなったらいいな、とか。(OSCの開催地がどう決まっているのかは何も知りませんが)

地元を大切にしたい気持ち

まだ地元の人間じゃないんですけどね…。

究極的にいうならば京都(もしくは関西全体)の企業の元気がないと、仮にぼくがマネーフォワードを辞めることになっても就職先がないことになってしまう。 もちろんフルリモートワークができる企業もあるとは思う。ただぼくは地域に根ざさない人にはなりたくないと思っていた。 一昔前に発生した「外こもり」みたいなただそこにいるだけの人は嫌だな〜って感じで考えていて、フルリモートが出来ても住んでいる地域にコミットがしたいなと思ってました。

地方から情報を発信し続ける意義と意味 - おうさまのみみはロバのみみ

「地域に根ざす」というのを考慮事項にするの、今のぼくにはとても刺さります。

ちょっと、コレはまだぼかし気味にしたいのでぼかして書きますが。
PHPカンファレンス香川2024の後、ちょっと動いていろんな組織と人と繋がりました。彼らが口を揃えて言うのは「関係人口をまず増やす」ということ。

ぼくも今初めて言葉の定義を知ったんですが。ここまでテックコミュニティの話でしたが、そもそも地域もコミュニティなわけで、冒頭に引用したluccafortさんのツイート、

これ地方だからではなくて全ての都市やコミュニティは生き物なのでいつか終わりが来るって話です、そこが心地よいと思うならその環境は自分たちで保全しないといけないし、そのためにできることはあるぞ!って話。

https://x.com/luccafort/status/1801115270754545795

ぼくにとっての「そのためにできること」をやっていこうと思いを新たにしました。まる。


(見出し画像に特に意味はありません)


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