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学習者用デジタル教科書で国語の授業を

★ICT活用実践備忘録★
デジタル教科書の授業実践は夏以降に計画がされているので、その時に記録できればと思います。


文学的文章における児童のまとめ


説明的文章における児童のまとめ


さて、国語の授業は「全て」デジタル教科書で行ってきています。

なぜなら、デジタル教科書は「個別最適な学び」と「協働的な学び」が実現できるからです。

個別最適な学びはある程度は出来ています。
こんな声が自然と聞こえてきます。

「もうすぐ漢字ミニテストだから持って帰って練習しよう!」
「そうだったね、俺も持って帰ろう!」

「明日から国語、新しい内容だから、もうすぐ1分間音読あるよね?」
「確かに!音読の練習したいから、イヤホンとタブレット持って帰ろう!」

あとは授業における個人思考がしやすいです。
本文を抜き出しマイ黒板を使うことで、意見がまとめやすかったり、間違ってもすぐ修正できたりします。

協働的な学びも、マイ黒板を見せ合い双方向の学びが実現できます。あとは、大型モニターで全体共有することで、全体で学びを深めることもできます。

個人的には筆者や作者のインタビューや教材に関する背景などが動画で学べるのも好きです。

紙と鉛筆の学習に比べると、本当に効率的だなとも思います。


私が、シフトチェンジに時間がかかったのは「書くこと至上主義」だったからでした。

「国語は書かないといけない。」という固定観念がずっとそうさせていたのです。

ただ、私は感じていました。
読み取ったことをまとめる場面に「書く力」が影響することで、授業が進まないことを。

そして、決定的だったのが外国語の授業について議論していた時のこと。

今年度、私は外国語の授業でデジタル教科書を使いたいと意見を述べました。
するとALTが「英語はライティングがあるからデジタル教科書には反対です」と述べました。

「はあ?何を言っているのですか?」と思った瞬間、「あ。国語も…。」となりました。

要は、
①「書くこと」に重点化した単元や時間はそれは鉛筆と紙でいい。

②「読むこと」に関しては読んで考えをまとめる時は、タッチペンでマイ黒板にまとめる。

③「話すこと」はデジタル教科書のワークにある話し合いの様子を視聴して学ぶ。話し合いを録画して、振り返ったりする(これは、実は10年前から取り組んでいる)。

④「聞くこと」は一人ひとりにイヤホンがあるので、デジタル教科書の文章を自分の聞きやすい速度に設定して聞く。

これか私なりに自分に落とし込めた、デジタル教科書を国語の授業で使う理由です。

本当は外国語もデジタル教科書使いたいです。ALTが一斉に話していることを聞き取るのに苦手意識がある児童もいるので自分の聞きやすいように聞かせたい。もう児童の中には、英語の授業がつまr…おっと。

誰か来たようです。


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