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メルティーキッスを食べてみたら、なんか昔と違う。

アフターバレンタインで、お菓子売り場を歩いていたら何故かメルティーキッスと目があった。

陳列棚に、一つだけポツンとメルティーキッスが置いてある。

いかにも売れ残りみたいに…

普段はあまり値引きされていないイメージだがバレンタインも終わり、そろそろ在庫処分セールに入ったからのように割引価格で売られている。

それも一つだけ。

どうして一つだけなのか不思議に思ったが、周りを見回してもメルティーキッスはこれ一つだけ。

少しばかり運命を感じてレジに持っていった。

蓋を開けみると、「また、今年も逢えたね」と本当に自分を待っていたかのようだ。

既にガッキーのCMが頭から離れなくなり、メルティーキッス=ガッキーになっていた。

小分けされた袋を開けると、赤茶げたチョコレートが現れた。

口に入れると甘酸っぱいいちごのフレーバーとしっとりとしたチョコレート独特の味わいが舌の上に広がる。

これには深煎りのコーヒーが合うと思い、デロンギのコーヒーメーカーの電源を押した。

90度くらいの温度で淹れらたコーヒーはメルティーキッスの甘さを引き立たせた。

まさに最高のカップル。(死語)

まったりとしながら2つ3つ食べているうちに、時間さえ忘れてしまった。

既に休憩時間は終わっていた。

我に返って、パソコンの電源を入れ仕事に戻った。

デスクの右端でメルティーキッスが笑っているように見えた。

そんな中年のお昼休み

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