揉み立てのお茶を飲みに、宇治へ
京都に行く予定ができ、せっかくだから、宇治にも行くことに。宇治には、日本茶カフェ、日本茶専門店が山のようにあるのでどこにいこうかと迷ってしまった。
そんな中でピンと来たのが、日本茶専門店「 売茶中村(ばいさなかむら)」さん。ここでは、揉(も)み立てのお茶が飲めるのです。
「初夏に発売される新茶だって、揉み立てなのでは」と思う方もいるかもしれません。
煎茶の一般的な流通では、お茶葉を摘んだ後に蒸して揉んで乾燥させたものが荒茶と呼ばれ、それがお茶問屋に運ばれます。そこでお茶の選別や加工を経て、商品ができあがり、スーパーやお茶屋さんに並びます。お茶が届くまでに、意外と時間がかかるのです。
日本茶専門店「 売茶中村」は、喫茶スペースと製茶スペースが併設されていて、今日揉んで、できたお茶を飲むことができます。
揉み立てのお茶は、香り高くフレッシュ。初夏の風にあたったような、そんな感覚になりました。さわやかなのはお茶だけでなく、スタッフの方々も。お茶についての愛情いっぱいのトークで、私の興味に合わせて、お茶の産地や急須の土づくりについて話してくれました。
お茶を淹れながら話すことはちょっと大変なんですね。あんな風にスマートに淹れられるようになりたいです。かっこいい。
店内はゆったりできる広い空間。コンクリート打ちっぱなしの壁には「我逢人」と綴られた躍動感がある書があったり、石や木を使ったモダンで、かっこいい雰囲気でした。
揉み立てのフレッシュなお茶が飲めて、「宇治に来て良かったな」と強く思った、旅の行き先になる日本茶専門店でした。
今日揉んだお茶が飲みたい場合には、製茶する日を確認してから訪れてください。インスタで毎月の予定が確認できますよ