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思考の壁と婚姻届

ちゃるめらです。
今朝、TVerで『今夜すきやきだよ』を観て、2周目なのにやっぱり感動してしまったシーンについて書いていきます。

『今夜すきやきだよ』あらすじ

このドラマは、家事力0のちゃきちゃきバリギャルガール・太田あいこ(蓮佛美沙子)と、家事全般得意なゆるふわ絵本作家・浅野ともこ(トリンドル玲奈)が、イソギンチャクとクマノミのように共に支え合いながら生きていく様子を描いた物語です。

テレ東の深夜ドラマだからお得意のグルメドラマかと思いきや、ごはんメインではない、日々の些細な心情の変化をハートフルに描いた優しいお話です。

「なんで結婚するの?」現代的な問いに関するベストアンサー

第9話、あいこと婚約者のゆきが、固定概念に囚われずに自分たちが1番心地よく生きていけるように結婚のカタチをデザインして行く、という回なのですが、その中で出てくる婚姻届に関するセリフがめちゃくちゃ素敵で。

お互いに自分の姓を変えることに抵抗を感じていて、夫婦別姓が認められていない現在では、お互いの苗字をバラバラにしておくには「事実婚」という選択もあるよねとあいこがゆきに提案するのですが、ゆきは「婚姻届は出したいと思っている」というんです。

「あいこちゃんと家族なんだという証明がほしい」「ないとだめなんだって訳じゃなくて、純粋にほしいんだよ」と。

ゼクシィのCMみたいですが、1人でも生きていける今の時代に結婚する意味を考えさせる、時勢を表した印象的な回だなと思いました。
わざわざ結婚をする意味、一緒に住む意味、姓を同じにする意味は何か、改めて考えると、

「結婚を“カタチ“にすることで、思考を超えて共に生きることを意識することができるから」だなと思ったんですよね。

カタチにすること=気持ちを思い出すきっかけになる

人間は、いくら頭で過去にこう考えたことがあったと覚えていても、目の前にカタチとして現れていないと忘れてしまうものです。

「今日は朝に勉強しよう」と思ってもいつの間にかだらだらしたり、「お金がないから貯金をするぞ」と決めても中々実行できない、みたいなことを防ぐには、

自分の過去のテストの最悪な点数や、ほとんど0に近い貯金通帳を置いておくなど、行動を変化させる気持ちをカタチにして、目に入るようにしておくことが必要なのだなと思います。

過去には、その出来事を思い出す「記憶のフック」を作っておくことが大事だと記載しておりますが、

結婚も同じで、「籍を入れる」というわかりやすいカタチを取ることで、「私たちは共に生きて行くという約束をしたのだ」と自分たちではなく周囲の人間にも意識させることができる。

なんでも、カタチにして気持ちを残しておくことが大事なんだと改めて思い出しました。

結論、気持ちをプレゼントとして送れ

結論、誕生日も、記念日も、母の日などのイベントごとも、とにかく感謝や愛の気持ちをカタチとして残しておくことが大事だなと感じました。

わたしはわたしとして生きて行くけれど、日々周囲への気持ちをカタチにしながら生きていこうと思います。

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