巡礼の年に想いを馳せる
7月まで宝塚大劇場で上演されている「巡礼の年〜リスト・フェレンツ、魂の彷徨〜」を観劇して気づいたこと、についてずっと考えている。
初日観劇した時はただなんとなく、リストは苦悩の人なんだと思ったりしたけれど、ただそれだけだった。
本当のことを言うと、リストを演じた柚香光がピアノに向かう姿や前髪を触る指や座った時に組んだ足、それと高く響く歌声が美しすぎて、他の要素が頭に入ってくるスキが全くなかったのだ。
しかし昨日、4回目の観劇にして初めて、涙が止まらない瞬間があってその理由を考