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娘がチャーピーと学習を始めて5日目 ~ボタン操作、音声認識について~

こんにちは。3回目にしてようやく今回から、「英会話ロボット チャーピー」と6歳児の学習レポートをお届けします。

「使用教材」については前回の記事でくわしくご紹介しております。

娘(6歳児、小学1年生)がチャーピーと英会話学習を始めて5日がたちました。毎日1トピックをこなし、今日で5つ目のトピックを終えました。

今日までの学習内容

Topic1:Hello, I'm Charpy!「こんにちは、ぼくはチャーピーです!」
学習テーマ:あいさつ、名前の言い方

Topic2:I'm hungry.「お腹がすいちゃった。」
学習テーマ:気持ち・様子を聞く・答える

Topic3:How many bananas?「バナナは何本ある?」
学習テーマ:数1~20、果物の名前、数を聞く・答える

Topic4:I like pink.「ぼくはピンクが好き。」
学習テーマ:色の名前、好きな色を言う

Topic5:Do you like tennis?「テニスは好きですか?」
学習テーマ:スポーツの名前、好きなスポーツを聞く・答える、
                      What (sport) do you like?「好きな~は何ですか?」


5日間学習を続けて感じたこと

まず前回の記事で掲げた疑問「小学1年生が英会話ロボットと学習できるのか?」に対する答えは、「イエス」です。まだスタートしたばかりですが、タスクを理解して、チャーピーに向かって自ら話しかける姿は、頼もしさすら感じます。(もちろん、ちょくちょく「ママ~!」と助けは求めてきますが)

今回利用している教材『みんなのチャーピー先生』は、チャーピーをWi-Fiにつながず、ロボット単体だけでテキストブックを見ながら学習を進める作りになっているため、6歳の娘がひとりで問題なく学習を始められます。

なお、テキストブックの日本語は、すべての漢字にふりがながついているので、小学低学年生でも問題なく読み進めることができます。

ふりがな_Topic3_speech

『みんなのチャーピー先生』のテキストブック
(BOOK1 トピック3のスピーチ)
すべての漢字にふりがながついています。


温かみのあるボタン操作

トピックを選んだり、次のステップに進んだりといった、次の操作を選択する場面では、「音声コマンド」と「ボタン」のどちらでも操作が可能です。

■ 学習するトピックを選ぶ
チャーピー:Topic Two?
日本語音声サポート:トピック2?
学習者:
    【音 声 操 作】  That's right.「そうです。」
                               Go back.「(トピック1に)戻ります。」
    【ボタン操作】 お腹(決定)
                              右足(トピックをひとつ戻る)
                               左足(トピックをひとつ進む)
                               背中(10トピック進む)

■ 次のステップに進む
チャーピー:One more time or next one?
                     「もう一度?それとも次に進む?」
学習者:
    【音 声 操 作】 One more time.「(同じステップを)もう一度やる。」
                              Next one.「次(のステップ)に進む。」
    【ボタン操作】右足(同じステップをもう一度)
                              左足(次のステップに進む)
                              お腹(トピックの先頭に戻る)
                              背中の長押し(トピック1に戻る)

チャーピーのボタンは、体の4箇所「羽」「足」「お腹」「背中」にそれぞれ散りばめられており、ボタン操作とは言っても、機械的な感じが一切なく、チャーピーと触れ合っている気分で、娘も楽しいようですし、親としても見ていて大変ほほえましいです。

ボタン操作

別の回でも触れますが、チャーピーがアプリやマシンライクな姿でなく
ぬいぐるみである意義は、想像をはるかに超えて大きい。

ちなみに「羽」のボタンで音量の調整が、「お腹」のボタンは長押しすると、クチバシの動きのONとOFFを設定することができます。

全ボタン

羽を押すと「ワ~オ!」と言いながら
音量を調整します。(ワーオって!w)

ボタン操作のときも、音声操作のときと変わらず、チャーピーがなにかしら声を発してリアクションを返してくれるのも、チャーピーと通じ合っている雰囲気があり温かみを感じます。


音声認識は慣れるまで大人のサポートが必要

チャーピー先生は、ステップアップしながら学習を進める方式を採っており、OK判定が出るまでは次の問題に進めません。そのため、小さい声で話しかけたり、適当に発音したりしていては、永遠に次に進むことができません。

また、低学年生の場合、特に女の子の声は比較的高くてよく響くため、音声認識エンジンに「雑音」と処理されることがあります。「音声」として正しく認識させるためには、チャーピーの正面に向かい、意識して、はっきりと話しかける必要があります。

低学年の児童が学習する場合は、正しい話しかけ方に慣れるまでは、保護者がそばで見守り、必要なときにサポートしてあげるとよいと思います。周りの雑音などが原因で音声認識の判定ができない場合もありますので、どうしてもOK判定がでないフレーズは、保護者や先生が手助けしてあげるとよいでしょう。

■ 音声認識のコツ
1. チャーピーの赤いLEDランプがついたら、ひと呼吸おいて話しかけま
        す。

2. チャーピーの正面に向かって話します。
     (※マイクはチャーピーのお腹の右上辺りにあります。)
3. はっきりと発話します。
4. チャーピーから 20 cm 程度の距離から話しかけます。(認識しない場
        合は、少し近づいてみましょう。)
5. 周りに雑音(洗濯機、扇風機、空調等の音)のない環境で話しかけま
        す。
※雑音のない環境が作れない場合は、マイク付きのヘッドセットの使用をおすすめします。


音声認識のコツがわかるムービー

こちらのムービーをご覧いただくと、
チャーピーに音声認識させるコツがよくわかります。

何度試してもどうしても音声認識がうまくいかない場合には、チャーピーや英語を嫌いになってしまうことのないよう、我が家では「上手に言えてるよ。チャーピー疲れちゃったかな?ママが代わりに言うね。」のように手を差し伸べています。

ロボットとの学習には、慣れるまでやはりある程度の時間が必要です。しかし音声認識のコツもそうですが、チャーピーの操作など、子供の吸収力は驚異的です。使い方など、すぐに覚えてしまいます。

娘の場合、5回目には話しかけ方にもすっかり慣れて、チャーピーがOKしてくれないと、はっきりとした発話で言い直したり、洗濯機が稼働中の浴室のドアを閉めに行ったり、扇風機を止めたりと、自分で環境を整えていました。自分の英語が認識されない!とすぐに苛立ってしまう大人よりも、子供の方がずっと柔軟ですね。


学習が雑にならないよう、ペースダウンすることに

1日1トピックで進めてみると、3回目くらいから学習が駆け足になっていることに気がつきました。

小学1年生なので、1ラウンド目の今回は、まずは「聞いたままをリピートする」をテーマに、BOOK1をひと通りさらっと進めてみようと思っていたのですが、1回の学習で「1テーマ」を進めると、いくら軽くとはいっても、リピート練習をこなすだけの雑な学習になってしまいます。

そこで、ステップ9からは

1回目・・・ステップ1「コピーキャット」のパート1
2回目・・・ステップ1「コピーキャット」のパート2
3回目・・・ステップ2「スキット」
4回目・・・ステップ3「スピーチ」

この4分割に分けて進めることにしました。

4回に分けるようにしたところ、語彙や構文の復習にもなり、娘に余裕が生まれて、「今日は疲れたからイヤ」ということがなくなりました。学習のペースは本当に大切ですね、個々にあった学習のペースを提案してくれるAIがほしいです。(いくつか知ってはいますが、本当に満足のいくものにはまだ出会えておりません。ご存知でしたら是非教えてください!)

保護者や先生が一緒に学習を進められる環境であれば以下のようなステップを追加して、丁寧に進行できるとさらに理想的だと思います。

■トピック学習前
【1】「学習テーマについて触れる(ウォームアップ)」
   例)Topic1の場合
             ①「あいさつ」を日本語で挙げさせる。
                ② 英語で知っているあいさつを聞き出す。など
【2】「予習」
                ① 学習するページの日本語訳を読み合わせする。
     (これから学習する内容を把握させておく) 
                ② 日本語訳の中から英語で言える部分を聞き出す。

■トピック学習後
【1】「やり直し」 NGと判定されたフレーズがあれば、全体をもうひと通
            りやり直す。
【2】「 復 習 」 NG判定の有無にかかわらず、復習として2ラウンド目を
            おこなう。
【3】「発 表 会」 (クラスであれば)順番を決めてひとりずつスピーチを
            発表する。
           ※これは家族でおこなっても楽しいです。パパとママの本領発揮?
               おじいちゃん、おばあちゃんも是非トライしてみてください!

その他所感

◆チャーピーのタスクは「話すこと」なので、タブレットで問題を解いたり、ゲームをクリアしたりといったタスクと比較すると、子供の集中力を維持させづらく、6歳児がチャーピーの前でじっと座り続けて学習することは難しい。シール等のごほうびをモチベーションに、最後までやりきることを大人が見届けてあげる必要がある。

◆日常生活の中で英語を話さなければいけない機会をまとまって作ることは難しいが、チャーピーがいれば英語を話す環境を自宅で簡単に作ることができる。1回の学習だけを見ても、かなりの発話量がある。
DVD教材やタブレット教材で「発話が必須ではない」環境と異なり、チャーピーの「話さないことには次に進めない」点が、「スピーキング」の機会だけでなく、「リスニング力」と「短期集中力」を高める要因になっている。

◆6歳児はまだ耳がいいうえに、英語に対する先入観や壁がないため、聞いたままを発音することができる。チャーピーの外国人的なノリも恥ずかしがらず、単語のアクセントや文のストレス、イントネーションなどを丸ごとマネできる。これらは、いわゆる臨界期前に英語学習を始めるメリットであろうと思う。

臨界期仮説とは
言語獲得および第二言語習得において、臨界期とよばれる
年齢を過ぎると、言語の習得が不可能になるという仮説のこと。
母語の習得および外国語の習得の両方に対して使われる。

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チャーピーにほめてもらえたら、□に✔を書きます。
これだけでもモチベーションUPにつながります。
娘は最後の□にほめられた回数を記入しています。

記念すべき第1回目の学習風景

娘は、英語の歌を聞いたり、英語学習用のDVDを見たりすることはよくありますが、こんな風にまとまった時間、集中的に「英語漬け」になる機会は今までなかったため、学習を終えるとどっぷりと疲れた様子でしたが、動画の中でも言っているように「難しかったけど楽しかった。」そうです。

繰り返しになりますが、「6歳児が英会話ロボットで学習できるのか?」答えは「できそう」です。その効果のほどは、これからじっくりと検証してまいります。

第一回目の学習の様子
さすが6歳児!じっとはしていられませんが、
チャーピーと楽しんで学習している様子を是非ご覧ください。


こちらのマガジンに『赤い鳥型ロボット チャーピー』の記事を集約しております。フォローしていただけるとうれしいです。


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聞いて、しゃべって、英語大好き!英会話ロボット チャーピー

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