脳血管解離性大動脈瘤が見つかるまで③
そんなわけでMRIをとることにわけでね。鈍器で後頭部を殴られたような痛みがあるワシにとっては頭部MRIってのは拷問だった。
30分動いては行けず、さらにトンカチで頭を30間カチカチトントン、なんかの棒でゴーーーーンと鐘を鳴らすように響き渡る。
頭だけヘビーロック
うぐゃぅぁーあーー
ってなって時間が来て、
検査の報告を聞くと
『うん、なんかあるね。ちょっと危険かもしれないから造影剤検査をしましょう』
MRIの映像では血管がイモムシのようにぼこっとふくれてうねった血管が。
『どうか、その造影剤とやらで悪いものが見つかりますように』と
不幸を祈った。
これ本当に良くないんだけど、昔から人の顔を伺ってNoが言えない自分。
なんでも我慢する自分だったからつらいときにつらいと言えずにつらいなーって思ってたんですよ。だから僕は思うんです。つらいなあって。
って。ちょっと小泉進次郎っぽく言ってみたりね。
そんなアホなことはどーでもよくて
とにかくなんでも耐える自分だったから、ここで何もなかったら先日言われた『こっちまで頭が痛くなる』発言にまたひたすら耐えて仕事をすることになる。
何もないと頭痛からも逃げられないということでいっぱいだったんだとおもう。
翌日、検査の結果とまた検査があり有休を使う申請をすることになり嫌な気持ちを抱えたまま登校した。
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