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もう実家には帰りません宣言してきた話
このお盆の帰省中、両親の特に父親のうちの子たちに対する態度がもうわたし的には完全アウトで、プッツンしてしまった。
少し前にこんな記事を書いたけど、ちょっと憂鬱というレベルではなくなってしまった。
何をするのか。
うちの子たちをディスる、徹底的にディスる。
子どもたちの前で、本人たちをバカにするような言葉を連呼したり、私にとって甥っ子である弟の子どもたちと比べて、どれだけできていないかをしつこく伝える。
なんだろう。両親にとって息子(弟)サイドの孫はやはりお嫁さんのもの、という意識が強いのか、すごく優しく扱う。けなすとかバカにするということはほとんどない。
対して娘(私)サイドの孫には何しても良いと思っているのか、辛辣なことでも平気で口にする。
甥っ子たちとうちの息子たちが集まっているときに褒められるのは必ず甥っ子たちだし(「なのにこいつらと来たら…」と息子をたちディスるのも忘れない)、うちの息子と甥っ子で同じイタズラや悪さをしてしまっても、父親から叩かれるのは必ずうちの息子のみだ。
弟の子どもと比べてうちの子たちは確かに
偏食だし
ビビリだし
ママ(私)以外の大人にあまり懐かないし
勉強が苦手だし(兄)
上の子たちの中に入っていけないし(弟)
テレビに夢中になりがちだし
身の回りの用意に時間がかかるし
同じミスを繰り返すし
(↑頻繁にけなされる対象になること)
大人としたら可愛げがないのかもしれない。
甥っ子たちの方が大人に気に入られやすい性格なのかもしれない。
それに私は実家に泊まっているから、両親も必然的にずっと私の息子たちと一緒に時間を過ごすことになり、日中遊んでまた実家近くの自宅に戻っていく甥っ子たちと比べると、一緒にいればそれだけイライラもする。
やんちゃでうるさくて言うこと聞かない子どもたちなので本当に迷惑をかけて申し訳なく思う。
それにしても…だ。
ある晩、お酒が入ったのもあってか、私の父親がまたいつものように長男をバカにし始めて、それがどんどんエスカレートして、長男本人もボロボロと涙をこぼしているのに止めずに罵倒し続ける。
我が家の悪しき習慣だけど、これを誰も止めない。
私の母も止めず見てみぬふりだし、私も「(父親に)いいから…。(息子に)大丈夫だよ。」くらいしか言えない。
悪しき父長制が残っている我が家は父親の言動に口出しするのは絶対NGの雰囲気がある。
それでも次男だけは「お前はバカだ、出来損ないだ」などという私の父親の言葉に対して「違う!〇〇(長男の名前)は違う!」と毎回反抗していたのには涙が出るほど感動したと同時に、彼のように父親に盾突くことができない自分を恥じた。
しつこく人格否定の言葉を聞き続け、もうこれ心理的虐待なんじゃないか、それに私の命より大事な我が子たちに、生まれたときから植え付けてきた自己肯定感をふみにじられていることにプッツン。
「もういいっ!!
〇〇(長男の名前)、この家にはもう二度と来ないから!あなたはこんなこと言われる必要ないから!」
と私もボロボロ泣きながら大声をあげてしまった。
母は「ばぁばが会いに行くから…」と言っていたけど、来たきゃ会いに来てもらって構わないけど、子どもが生まれてからこの7年以上恒例だった、GW、お盆、年末年始の帰省は終了にしよう。
この一連のことはその後誰も触れず、謝罪もなく、誰も何もなかったかのように過ごす。
これも我が家の悪しき習慣…。
実家に泊まらせてもらえて、ご飯やら用意してもらえることは、長期休暇ごとに旅行には行けない我が家にとって経済的にもすごく助かっていたし、都会生活の我々にとって、隣県であるけれどすぐ近くにのどかな田舎風景が広がる実家滞在は都会ではできない自然体験ができ、教育的にもありがたいと感じていた。
でもここ最近は帰省のたびに両親、特に父親の子どもたちへの当たりが特に強くて、いつも気を遣ってハラハラして、私も羽伸ばして楽しむことができなくなっていたのも事実。
これからはこの帰省に使っていた期間を国内外の家族旅行に使おうかな。出費がかさむけど、そこは教育費と割り切って。
田舎経験ができなくなってしまうのは残念だけど、レンタカー借りて日帰りででもどこか田舎の公園に遊びにでも行こう。
大好きで仲良しな甥っ子たちに会えなくなってしまうのが息子たちとしたら一番悲しいかもしれないけど…こちらに是非会いに来てほしい笑
それかもう少し大きくなったら、子どもたちだけで弟の家に泊まるのもいいね。
密かに一番期待しているのは、うちの父親が私の祖父母である父親の両親の介護のために父親の実家へ長期間帰省すること。
そんな可能性が浮上しているようなので、父親がいなくなってくれたら帰省するのにな、という気持ちもある。期待はせずにおこう。
都内の自宅に戻った後、夫にももう少なくともしばらくは実家への帰省はやめると伝えた。
細かいことを聞いたら彼も憤慨するだろうしうちの家族に失望するだろうから伝えなかったけど、私の父親のうちの子どもたち、特に長男に対しての態度がdisrespectfulだということ、child abuseとも感じてしまうほどだということを伝えた。
同じくアフリカで父親の権限が非常に強い家庭で育った夫はどう反応するかなと思ったけど、
「それはひどいな。〇〇(長男の名前)は辛い思いをしたね…。帰省する必要はないよ。ここ(自宅)にずっといたらいい。」
と私が欲しかったコメントをくれたのでホッとした。
「じいじの方がバカだ…」と小声でこぼした長男には厳しく叱責していたけど。
うちの夫もとても口うるさい。
長男に「ダメダメ星人」と影のあだ名を付けられてしまうほど
「これやるな」
「あれやるな」
「声が大きい静かにしろ」
「(マンションだから)音を立てて歩くな」
などな子どもたちに常に小言を言っていて、私も嫌になってしまうこともある。
でも夫は私の父親と違って子どもたちの根本的な性格というか、who they areを否定することは絶対口にしない。
それが当たり前なんだけど。
人格否定の言葉のシャワーを浴び続けた数日間の後だったから、これが普通だよな、やっぱりあんなところに息子たちに身を置かせちゃいけないと改めて感じた。
帰省中も自宅に帰宅後も、子どもたちには彼らがそのままで本当に素晴らしいということや、ママは今のあなたたちが大好きでたまらない、などなどポジティブワードを増し増しでかけておいたことは言うまでもない。
ちなみに、私が子どものときはここまで父親にけなされることは少なかった。
というのもそう言われないように私は常にいい子ちゃんでいたからだ。迷惑をかけない、怒られないように生活し、それが普通に心地よかったしあまり苦労せずにできたのでそのまま大人になった。
大人の言うことは黙って聞き、自分の意見は言わない、わがままを言わない口数が少ない子、勉強を頑張って成績を上げるの子でいるのは私は簡単だった。
弟もそうなろうとしたけど、なれずに逆に両親も手がつけられないくらい、父親がバカにできないほどに荒れに荒れた。警察のお世話になったことも片手でおさまる数ではない。
今は地元で幸せに家庭を築けていてあの頃を知る家族としては本当に安堵している。
だから不健全なのだ。あの環境は。
うちの息子たちは好き勝手やるし言うことも聞かないしうるさいけどそれでいいのだ。
私がドカンと雷を落としてもまたすぐ立ち直って同じことを繰り返すけどそれでいいのだ。
私や夫の言っていることが間違っていると思ったら指摘するし、勉強はキライだけど走ったり工作するのは好き、と自分の好き嫌いをはっきり口に出せる、それでいいのだ。
夫の意見に全て従うことはしない。子どもたちにも夫婦それぞれの意見のぶつかり合いになる場面を見せていることもあるけどそれでいいのだ。
言わなくてもわかる、ではなくて、感謝の気持ち、謝罪の言葉はしっかり言葉に出して伝える、そういう家庭でいいのだ。
自分の家庭はそういう環境にしたいんだ私は。
そういう環境で育ってこなかったから。
だからもう実家には帰りません。
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