女の子が欲しかったけど男の子2人のママになることがわかった当時の私へ
妊娠中にお腹の子どもが男の子だとわかったとき、女の子が欲しかった私としては、正直少し残念だった。
かわいい洋服を選んで着させて、ヘアアクセを付けてかわいい髪型にして、大きくなったら一緒にカフェやショッピング、温泉や海外旅行なんかへ行って、いっぱいお喋りして…と、
私が母と経験してきた母娘ならではの楽しい思い出たち、これをあきらめなきゃいけないのかぁと思って残念だったのだ。
(いやわからないぞ、うちの息子たちは喜んで来てくれるタイプかもしれないぞ。)
2人目は女の子かもしれない♪と思って(あと長男はパキッとした色がとても似合うので)、ベビーカーも抱っこ紐も「赤」をチョイスしたんだけど…。
これから我が家に増えていくおもちゃ、付き合わなければならない遊びは、電車、車、ヒーローものになるのかな…全然興味ないなぁ…。
泥だらけの服、疲れることを知らない底なしエネルギー、おしりやうんちというワードを使いまくる…そんな男子たちとこれから付き合っていくのかぁ…。
なんてネガティブなことばかり頭に浮かんだ。
(えぇ、そして全て今まさにその通りになっているんですよ、はい…。)
そして男の子子育てで一番怖いと思った(思っている)のが反抗期だ。
成長の過程とは言えども、私の弟のひどかった反抗期を知っている私としては怖い。
しかし反抗期にはまだ遠い息子たちは6歳と4歳。めちゃめちゃかわいい。そしてママラブ。母(私)への愛がこれほどかと言うほどに重い。
私の母にうちの子たちこんな感じ、と言ったら愛が重すぎて爆笑していた。
「あなたたち(私と弟)はここまでじゃなかったけどな~」って。
今日は、私が息子たちにどれだけ愛されているかをお伝えしたいと思う。
まず、家にいると常にどちらかに「ママぁ〜?」と呼ばれる。これは男女関わらず共感してくれるママたちも多いだろう。
ママ一緒に遊ぼ、ママ聞いて、ママ一緒にYouTube見よ、ママこれできたの見て、ママ隠れたから見つけに来て、ママ抱っこして、
ママママママ・・・・
そう言われるうちが華!と思って早7年…あと少し…でしょうか…続いてほしいようなそろそろお腹いっぱいのような…。
ワンオペ時間が長いってのもあるけれど、夫が家にいてもママを呼ぶ代わりに「ダディ〜?」となることはない。夫の前を素通りして「ママぁ〜?」
息子たちよ、いますよ、ここに対応できる大人がもうひとり!と声を大にして言いたくなる。
学校・保育園から帰宅すると色々なお話をしてくれて、「ママあのね」と2人同時にお喋りを始めるので、「聞こえないから順番におねがいー」と言って一人は黙っててもらうんだけど、
長男:「オレが最初に「ママあのね」って言ったからオレから!」
次男:「ちーがーう!〇〇(次男の名前)が最初だった!」
から争いが始まり、ひとりの話が長引いてこようなら
「もうー!ママに〇〇のお話ししたいんだから早くしてよ!怒」
とまた争いが始まる。
毎日毎日いい加減にしてくれ…と思いながらも、こちらが何も聞かずにそんなにベラベラお喋りしてくれるのは何歳までだろうか、と思うと切なくなり、できるだけ長く付き合わさせていただく。
ママと一緒に寝られるか常に確認。「ママ今日一緒に寝てくれる?」の確認がすごい頻度で行われる。
基本的に一緒に寝るんだけど、どうしても片付けなきゃいけない仕事があるときとか、どうしても寝かしつけるとイライラして怒ってしまいそうでひとりにさせてほしいときとか、たまに子どもたちだけで寝てもらうことがある。
だからか日常的に心配になるのか確認がすごい。
保育園や学校から帰ってくると、
夕飯を食べていると、
朝起きですぐ…!
「ママ、今日一緒に寝てくれる?寝てくれるよねぇ?」
圧がすごい。
とある夜に「今夜はマッサージに行かせてもらうから一緒に寝られない」と伝えると、長男がポロポロ涙を流して泣いている…!
「ひどいよ…なんでこうなるんだよ!」と言い泣いている長男。それを見た次男が、「あぁっ!ママ!(長男を泣かせちゃ)ダメでしょ!」となぜか怒られ、時にはなぜか髪を引っ張られたり叩かれたり…。
え、なぜマッサージ行くだけなのにここまで責められなくてはいけないの…と思わずにはいられないほど、彼らにとってママと寝ること命!
夫が「今日はダディと一緒に寝るよ」とちょっとふざけて言うもんなら
「やだ!」瞬時に即答。「絶対やだ!ママと寝る!」4歳次男にいたっては「ダディは好きじゃないから」とまで言われてしまう始末。
何がそこまで違う?別に特別なことしてないけど思うんだけど。
絵本を読んで2人それぞれをぎゅーっと抱きしめたら、片手で長男の足をマッサージし、もう片方の手は長男の手を握り、次男には首を触らせてあげながら寝るだけです←。
そろそろ兄弟で寝てもらおうと思って二段ベッド買ったんだけど、結局「ママとじゃないと寝られない泣」となり、二段ベッド下の段に長男、床に布団を敷いて私と次男が寝ています。二段ベッドに兄弟2人で寝られる日はいつやってくるのか。
次男4歳はまだまだ、抱っこしたい、ギューしたい、首触りたい とダイレクトに伝えてくる。
でも長男6歳はお兄さんになってきたので、直接甘えることは少なくなってきた。でもときどき、間接的に愛を求めてくる。
長男:「ママはどうせ次男君の方がかわいいし好きなんでしょ。オレにはよしよししてくれないし、ギューもしてくれない」
私:「えぇっ、よしよしとかギューしてって言わないし、もうお兄さんになってきたからあんまり触られるのも嫌なのかなと思って」
長男:「オレいつ嫌って言った?!してほしいに決まってるじゃん!」(なぜか上から目線な怒り口調)
私:「なんだー。じゃあギューしてよしよししよ。」
(満足そうにくっついてくる長男。と、そこへママが長男に取られているのを見つけた次男が登場)
次男:「だめ!○○(長男)あっち行け!」
とママの取り合いに発展しキーキーギャーギャーうるさくなり、最初は微笑ましく見守っていた私も結局「いい加減にしろー!!」と怒る。なんでこうなんねん。
長男のママラブ語録はまだあって、
長男:「言っとくけど昨日の夜寝る時、オレ布団の中で泣いてたからね?」
私:「えぇっどうして?(理由はほぼわかっているけど一応聞く)」
長男:「わかるでしょ?ママいなかったから「ママがいぃ…」って泣いてたんだからね?わかってる?」
(やっぱり偉そう。仕事しなきゃでその夜は一緒に寝られなかった)
私:「そうだったんだね。ごめんね、今日は一緒に寝よう」
長男:「今日だけなの?毎日ママと一緒に寝たいんだけど。ダメなの?いつ一緒に寝られないの?」
やっぱり圧がすごい。
手をつないだり「ママのこと愛してる」と言ってくれる6歳息子に
私:「いつまでこんなことしてくれるかな~。10歳くらいまでかな~」
長男:「えっ、ずっとするよ。なんで?」
私:「大きくなると段々とママから離れたい、って思うんだよ。大好きは大好きなんだけど、それでもやっぱり一緒にいたくない、嫌だって思い始めるの。でもそれは心が大きなお兄さんになってるってことだから自然なことなんだよ」
長男:「(泣きながら)いやだ!オレはずっとママのこと大好きって言う!ずっと一緒に寝る!100歳になるまで!」
(ひゃくさい…笑)
まだまだいくよ(笑)
長男:「○○ちゃん(保育園時代の女の子のお友達)大好きなんだよな~。結婚したいな~」
私:「そっか~。○○ちゃんかはわからないけど、大人になったらお互いに大好きって思える人と結婚して幸せに暮らしてね」
長男:「そしたらママはどうするの?」
私:「ママはダディと暮らすよ。あなたは結婚する相手と一緒に住むことになると思うよ」
長男:「いやだ!絶っ対いやだ!ママも一緒に暮らそうよ(やっぱり泣いてる)。そうじゃなかったらオレ絶対結婚しない!ママと暮らせないのはいやだ!」
そうかそうか、そのセリフを録音して思春期真っ只中の君に聞かせてあげたいよ。このnote記事を見せてやろうかね。
うちの夫もかなり厳しいタイプで結構子どもたちを叱る。でも子どもたちと一緒にいる時間は私のほうがはるかに長いから、どうしても彼らにガミガミ怒るのも私のほうが多いと思う。
学童と保育園生活で一緒に過ごせる時間は限られているのに、一緒にいられる時間はニコニコ過ごせればいいのに、朝にひと怒鳴り、帰ってきてからもひと怒鳴りくらいしてしまっている。
たまにはあなた達から離れさせてって思うときもある。
なのに君たちはなぜこんなに私を愛して求めてくれるんだろうか。私は君たちが注いでくれているのと同じくらいの愛を差し出せているだろうか。
第一子妊娠中、最初は女の子かもと言われたけど結局男の子だとわかってちょっと残念に思ってる過去の私、二人目も男の子だとわかってさらに落胆してる過去の私、息子たちめっちゃめちゃかわいいぞ。
そしてびっくりするくらい、これでもかというくらい愛されてるぞ。
女の子特有のフリフリキラキラが楽しめないことが吹っ飛ぶくらい男の子の子育て幸せだぞ。
「ママぁ、オレの世界で一番大事なもの知ってる?」
「んーなんだろう?」
「ママ。あと次男くんとダディ。でもママが一番!」
はぁ〜幸せってこういうことなんだろうなぁ。
10年後の私が、息子たち思春期真っ只中で悩んでいたらぜひこの記事を読んで当時を思い出してほしい。確実に泣く。
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