➖から➕に
カナダで緊急事態宣言が出されてもうすぐ1ヵ月。生活自体に大きな変わりはなく基本は自宅警備、不必要な外出はしない。
外へ出ると防具を身に着けている人が多く見受けられ殺伐とした雰囲気。以前のような穏やかな生活は考えられず、今はこの姿が普通となっている。
先日、通っていた語学学校を卒業した。オンラインであることもあり余韻もなくあっさりと。
コロナが影響する前に語学学校を終えたらFarm Exchangeへ移動する予定でいた。
*Farm Exchangeとは、お家のお手伝いをしてホストからお金を貰う代わりに泊まるところと食事を無料で提供してくれる制度でお互いがwin-winで成り立つ。住み込みみたいな感じかな。
名前は違うけどこんな感じ↓
https://wwoofjapan.com/main/index.php?option=com_content&view=article&id=48&Itemid=642&lang=jp
私はお金を稼ぐことも大事だけど、それよりもそこでしかできない経験に重点を置いていた。現地の人と交流ができて英語が勉強できる、さらに現地で働いて住むところと食事を提供してもらえて…
自分にはうってつけの条件で田舎ライフを楽しみにしていた。
が、そんな大きな期待が天から地になるできことが。
4月10日。
いつもの様に朝起きるとオーナーからメールが来ていた。
”ごめんね、コロナの深刻な問題であなたを受け入れることができない、あなたは4月に来ることができない”
「OMG....嘘でしょ」
出発する10日前のできことだった。
私は一体何が起きたのか把握できなかった。時間が経つにつれようやく状況を把握し悔しさと悲しさと行き場のない感情で泣いた。
そして家族・友達などに帰国することを連絡した。
返信を見てまた泣いた。周りの優しさが身に染みる。ありがとうね。
家を退去する日も決めて行くまでのフェリーも調べてあとは退去日を待つだけ...
私にはカナダで暮らしていくための経済面にリミットがあったため、ファームが唯一の頼みの綱だった。
あまりにも突然のカナダワーホリ終了。
周りの友達もなくなく帰国しているのを知っていたから余計に悔しかった。だけど数日経った今、farmの人の判断は正しかったと思う。
日本へ帰国することが決まったけど仮にコロナが終息して、visaがまだ残っているようだったら私はまたカナダへ行く。落ち込むことも多いけどちょっとやそっとじゃ負けるもんか。
”ピンチこそチャンス”
日本へ帰国してからのことは今は何も考えることができない。
帰国してからも空港での検疫、結果が出るまで恐らく空港でお泊り。そして2週間の自主隔離。空港があまりにも怖すぎる...感染したくないし、させたくない。
カナダを出発するのが奇しくも20日。
人生平坦よりも山あり谷ありの方が自分を強くさせてくれると信じ、自分1人が辛いわけじゃない。
残り数日、カナダでのStay home🇨🇦
外はコロナを忘れさせてくれるくらいの青空。部屋のカーテンを全開にして外から降り注ぐ日光を浴びるのが日課になっている。天気がいいだけでありがたいな。
多くの人が今日も命を懸けて働いてくれている。Thank you.
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?