就職活動#9 グループディスカッションが苦手な学生必読!!(グループディスカッションの立ち回り方編)
こんにちは。クローバーです。
今回は、グループディスカッションの立ち回り方について解説していきます。
そもそもグループディスカッション(GD)とは?
グループディスカッション(GD)とは、学生数人で一つのお題について議論する選考のことです。
企業側は、学生が集団の中でどのように活躍することができるのかを見ています。
そのため、グループディスカッション(GD)では結論よりもどのような過程で結論に導いたのかが重要になります。
もちろん、お題に対する結論が正しく導けているかも重要です。
グループディスカッション(GD)では、よく役職を決めて議論を進行することが多いです。
役職とは、
・ファシリテーター(議論進行役)
・書記(ワードやドキュメント等で議論内容をまとめる人)
・タイムキーパー(議論時間を管理する人)
(・発表者)
・その他(意見を出す人)
の5つあります。
(議論内容の発表を求められた場合のみ発表者を決めます。)
※注意点として、ファシリテーターはあくまでも議論進行役です。
議論中は自分の意見を話し続けるのではなく、周りの意見を引き出すことに注力しましょう。
就活界隈では、自分勝手なファシリテーターのことをクラッシャーと呼びます。クラッシャーによってグループメンバーが全滅するケースは決して珍しくないため、皆さんはクラッシャーにならないように気をつけましょう。
グループディスカッション(GD)の進行方法について
グループディスカッション(GD)の進行ステップは主に5つあります。
①役職決め
②時間配分
③前提確認
④アイデア出し
⑤まとめ(+発表準備)
①役職決め
先述した5つの役職に分類します。
やりたい役職があれば積極的に立候補しましょう。
②時間配分
議論時間によって時間配分は異なりますが、議論時間の使い方をあらかじめ決めておくことで、時間内に結論まで導けるように準備します。
例を挙げると、
議論時間30分の場合
・前提確認(10分)
・アイデア出し(15分)
・まとめ(5分)
といった時間配分になります。
③前提確認
グループディスカッション(GD)のお題に対する前提をグループ全体で共通認識化する作業を行います。
例を挙げると、
「他人から信頼を得るために必要な要素は何か?」というお題だった場合
まずは、「信頼とは何か?」ということをグループ内で定義付けする必要があります。
次に、「どのようなシチュエーションでどのような人から信頼を得ようとしているのか?」についての条件を揃えます。例えば、「初対面の営業先の人に対して」や「大学入学後に同じクラスになった人に対して」などです。
このようにして曖昧なお題に対して詳細な定義付けをすることで、これ以降の議論時間を効率的に活用することができるため、結論を導きやすくなります。
④アイデア出し
前提確認で定義した内容をもとにアイデアを出すフェーズになります。
このとき、出せるアイデアは際限なく積極的に出していきましょう。
⑤まとめ(+発表準備)
「アイデア出し」までの段階で出た意見の中から、お題の結論を導くために必要な要素を抽出します。
「アイデア出し」では、出せる意見を際限なく出すことをおすすめしましたが、「まとめ」では結論を導くための必要な要素はどれなのかということをしっかり吟味し、意見の取捨選択を行うことが重要になります。
例えば、2つの意見を軸に議論を進めてきたのであれば、「まとめ」ではどちらの意見を軸に結論を出すのかということを議論します。
企業によっては発表を求められない場合もありますが、その場合でも発表できるぐらいには議論をまとめられるようにしておくことで結論までの導き方を評価してもらえるので、発表がなくても発表できるように議論内容をまとめておきましょう。
グループディスカッション(GD)での立ち回り方について
グループディスカッション(GD)では、ファシリテーターが選考に通過しやすいという迷信がありますが、それはファシリテーターに発言機会と議論の舵取り機会が多いからであって、他の役職や役職なしだからといって選考に通過しないというわけではありません。
逆に言うと、ファシリテーターはそれだけ重要な役割なので、ファシリテーターがクラッシャーだとグループ全体が選考を通過できないという事態を生じさせてしまいます。そのため、無理に背伸びせずに自分にできることを着実にこなす能力が求められます。
私は本選考が始まるまでグループディスカッション(GD)の戦績は全敗でした。そのため、グループディスカッション(GD)には圧倒的な苦手意識を持っていました。
しかし、ある3つのポイントを意識してグループディスカッション(GD)に参加して以降、全勝することができました。
ここからは、その3つのポイントを紹介します。
①常に結論を意識して議論すること
②他人と違う意見を持っているときは相手の意見を否定はせず、自分の意見を根拠と共に主張すること
③当たり前を疑い、疑問に思ったことは積極的に声にすること
①常に結論を意識して議論すること
冒頭に結論よりも過程が重要だということを述べましたが、結論が的を外れていた場合にはその過程も間違っていたことになってしまうため、お題に対する結論を正しく導くことが重要です。
グループディスカッション(GD)の進行方法の前提確認・アイデア出しの段階で、導き出すべき結論はなんなのかを明確にしたうえでアイデアをたくさん出すことを意識しましょう。
そのため、ファシリテーターであろうがなかろうが議論開始段階から結論に向けてどのように議論運びをするのかについて考えることが重要です。
②他人と違う意見を持っているときは相手の意見を否定はせず、自分の意見を根拠と共に主張すること
よくグループディスカッション(GD)では、「YES , AND」の姿勢が重要だと言われているとおり、相手の意見を否定しないことは大切です。しかし、相手の意見と異なる意見を持ったときにはしっかりと主張しなければ議論は進みません。そのため、相手の意見を受け止めながらも「実は、○○という理由から○○だと考えているのですが皆さんはどうですか?」という感じで自分の意見を主張しましょう。
一般的に、自分の意見を主張するときには説得力を上げるために根拠を述べることが重要ですが、相手と異なる意見を主張するときには特に根拠を述べることを意識しましょう。
③当たり前を疑い、疑問に思ったことは積極的に声に出すこと
グループディスカッション(GD)では、前提があいまいなお題や言葉が多く登場します。そんなときに「他の皆もこのように考えているだろう」と勝手に決めつけて議論を進めるより、定義が曖昧だと感じたら積極的に声に出してグループ全体での共通認識を構築しましょう。他の学生もあなたと同じ疑問を持っているかもしれません。
こうすることで、グループ全体が同じ意識を持って効率良く議論を進めることができます。
具体的には、「皆さんは○○って○○の認識で考えていますか?」という感じです。
まとめ
今回はグループディスカッション(GD)の立ち回り方について解説しました。
グループディスカッション(GD)に対する苦手意識がだいぶなくなったのではないでしょうか。
グループディスカッション(GD)はただなんとなく参加するのではなく、型に当てはめて考えることで自分の立ち回り方が明確になります。練習回数を積んで自分なりの立ち回り方を確立しましょう。
以上です。ここまで読んでくださりありがとうございました!
次回からは、面接の対策をしていきましょう。
抑えておきたいテンプレ質問をまとめて紹介します。
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