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「オーディション詐欺に注意」前編


今後いろいろオーディション等を受けてみようと思っている人に向けて今日は書いてみることにする。

*これは2020年11月6日に有料オンラインサロンに投稿した記事です*

ずいぶん前から「CD・配信デビュー」を売り文句にして参加者を募集するというオーディションはある。

ここ最近はオンラインで自宅にいながらオーディションってのに変化してきている

○○事務所の!
とか
作曲家◯◯氏プロデュースの!
といった名目が多い

それらが何も問題ないならいいんだけど

どーもアヤシイニオイがするよね

というのも
ただ単にボーカルスクールの入会者集めというのが混ざっているのだ

実際に私の生徒さんから聞いたものでも、

以前に所属していた○○ってところが、そういったところだった

というのが何件かある

もちろん全部が全部とは言わないが、
そういった方法が生徒募集として使われているところがあるというのは事実だ

大抵はそのオーディションとやらの後に
「○○名中、○○名合格」
というような事は公表されず、
ただただ合格の連絡だけがくる。(もしくはその場で合格)

じつはこれ、ほぼ全員合格だ。

そして、候補生という名目で(有料の)レッスンが始まる。
つまり最初からそういった生徒集めが目的。

その証拠にそれらのオーディションや事務所の宣伝のクチコミを見れば「受けたいけどレッスン費がなぁ」とか書き込まれてたりする(つーかその人たち最初からレッスン受ける気マンマンかよ!ってねw)

そしてそーいうところに信じて通ってる人は

「ちゃんと年に1回レコーディングしてくれますよ(1曲)」

みたいなことを言うのだが、デビューするはずなのに年に1曲って少なすぎるし、
その出来上がったものを聴かせてもらうとやっぱり粗悪なレコーディングが多い
その程度なら今は安くできるし、
もっというなら無料で宅録でいい

しかもそこのレッスンをやめたら、その楽曲は外では使えないというw
じゃあ何のため作ったのやら??

本来、
しっかりとした事務所でデビュー等の方向で進むなら、
しっかりとした契約書にお互いサインして進めていくはずだし、出演やら制作業務に対してはギャラ等の形でお金を”もらう”はずだ。

候補生なのでまだお給料が無いとしても、スクールでもないところに高額なレッスン料を”払う”とかいうのはおかしい。

仮に候補生としてデビューまでに実力アップのためレッスンを受けるとしても、その費用は事務所持ちのはず。
(私もレーベルを運営していたときはもちろんそうしていた)

でも先述の生徒さんはそういった契約書などは一切見たことないという

それをなぁなぁにして高額なレッスン費を払うあなたもちょっと問題だよ?といつも言っているけどね。

実際、
私も某大手音楽事務所をはじめ、いろいろな事務所から現役メジャーから候補生、役者やミュージカル俳優など様々なレッスン依頼を受けているが、基本的に事務所から支払われている。

もしも自社のスクールのレッスンに自信があるならそんなイヤラシイ手段を使わずに宣伝・募集すべきである。
だからそれを偽るということはやっぱり講師の質もレベルも疑問がある。

そんなんじゃ留学経験ナシの人が留学カウンセラーやってる某留学斡旋会社と大差ないじゃないか。

「デビューできる」

というシンガー志望の人たちの弱みにつけ込んだビジネスとしか思えない

ではどーいった感じでやっていけばよいのか?



→次回はそのことについてを書いてみようと思う

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